西吾妻山・・・グランデコパノラマゴンドラ山頂駅から往復、ガスの中お花畑の花を楽しむ [山歩き]
2017年7月12日(水):小雨後曇り
西吾妻山(にしあずまやま;2,035m):福島県北塩原村・山形県米沢市
西吾妻小屋
所属する山の会の山行で、福島県のグランデコスノーリゾートのパノラマゴンドラ山頂駅から西吾妻山を往復してきました。(参加者23名。)
下山時の最後だけ雲が晴れて周囲の一部の山々等が見えましたが、一日中曇りで、山の上部はガスが懸ることが多く、ガスの中で展望の全くない山歩きでした。
それでも、西大巓から西吾妻小屋の間に続くお花畑では、ガスの中、登山道の周囲一帯に咲く多くの花々を楽しむことができました。
晴れていれば素晴らしい展望も見られたでしょうね。
歩いたコースと時間
パノラマゴンドラ山頂駅(9:00)→西大巓(11:25-30)→西吾妻小屋(12:25-13:00)→西吾妻山(13:15)→西吾妻小屋(10:25-30)→西大巓(14:15-20)→パノラマゴンドラ山頂駅(15:40)
グランデコスノーリゾートに到着すると、小雨が降っており、レインウエアーを着て朝一番(8:30)のゴンドラに乗り、ゴンドラ山頂駅から登山開始。
グランデコスノーリゾート下部(右の階段を登ってパノラマゴンドラ乗り場へ)
パノラマゴンドラ山頂駅前のスキーゲレンデと案内板(登山道は右方向)
(大きい案内板の下に、ヒオウギアヤメの群生あり。)
ゲレンデの道から樹林帯の登りへ。ゲレンデ登りの途中で小雨が止み、むし暑いのでレインウエアーを脱ぐことになりました。
ゲレンデを登る
ゲレンデを離れて樹林帯へ
樹林帯の登山道は、大きな石や木の根の多いやや急な登りが続き、大勢の人数では時間がかかります。
大きな石や木の根の多いやや急な登り
樹林帯の道では、花は多くありませんが、所々でオオバユキザサ、マイヅルソウ、ゴゼンタチバナなどが咲いていました。
オオバユキザサ ゴゼンタチバナ
途中からオオシラビソの森となり、西大巓山頂が近くなると、低木と笹混じりの道となり、イワカガミ、ベニバナイチゴ、ウラジロヨウラク、チングルマ、ハクサンチドリ、アカモノなどの花がちらほらと見られました。
オオシラビソの森の中の登り
ベニバナイチゴ イワカガミ
西大巓山頂に着くと、全くのガスの中で周囲は見えないので、早々に西吾妻小屋方向へ。
西大巓山頂
山頂からは、稜線の南東をトラバースする道ですが、下り始めてすぐに登山道の両側はお花畑となり、チングルマ、イワカガミ、ウラジロヨウラク、イワイチョウ等の群生が続き、ハクサンチドリやアオノツガザクラも所々に。
ウラジロヨウラク
チングルマ ハクサンチドリ
イワイチョウ アオノツガザクラ
赤い石(凝灰岩?)の転がるお花畑の中の下りの道
チングルマ
お花畑の続く道
トラバース道の低い所では稜線の少し下に(登山道の左上側に)雪が残るところもあり、雪解け水が多い登山道横は湿地帯や池塘となっており、コバイケイソウ、イワイチョウの群生も見られました。
コバイケイソウ
イワイチョウの大群生
また、登山道から少し離れた所には、シナノキンバイの群生も。
シナノキンバイの群生
シナノキンバイとモミジカラマツ
シナノキンバイのアップ
お花畑歩きを楽しんだあと樹林帯を少し登って木道歩きとなり、すぐに西吾妻小屋に到着。
小屋の周囲ではチングルマは終わっており、ワタスゲ、コバイケイソウ、イワイチョウが少し咲いていました。
西吾妻小屋 → 1枚目の写真
西吾妻小屋の周囲で昼食とし、西吾妻山山頂へ。
山頂は木に囲まれた狭い所で、特に何もないので、すぐに来た道を戻ることに。
(ガスで展望も望めないし、登りの時間がかかってしまい、ゴンドラの最終時間(16:00)に間に合うように下山するため、天狗岩に行くのは止めにしたものです。)
西吾妻山 山頂
帰りもお花畑の花々を見ながら、ガスの中を行きます。
帰りの西大巓への道
西大巓への登り返しでメンバーの一人の足が攣りそうになり対応と休憩をしたり、大きな石の続く下りの道で全体にゆっくりのペースとなったりで、ゴンドラの最終時間にぎりぎりになりそうなので、ゴンドラの係の人に最終時間ぎりぎりになりそうとの連絡のため先発隊を出すことに。
先発隊3名の中に私も入って、やや急いで下ります。
樹林帯からゲレンデに出ると、周囲の雲も晴れてきて、磐梯山方向や小野川湖の一部も見えていました。
ゲレンデの下り(正面に雲の懸る磐梯山、中央やや右に小野川湖)
ゴンドラ山頂駅に15:40着。係の人に連絡して、他のメンバーを待っていると、ちょうど16時に全員が到着でギリギリセーフ。
ホッとしてゴンドラに乗ると、前方左手に安達太良山も見えていました。
グランデコ green season TREKKING MAPの一部
下山後すぐ隣にある裏磐梯グランデコ東急ホテルで入浴。入浴後ホテルの外に出ると綺麗な庭が広がっていました。
ホテルの庭、以下2枚。
今回の、西大巓から吾妻小屋間の鞍部南東を通る下りと登りの道は、素晴らしいお花畑を通る道で、昨年7月下旬に歩いた南蔵王不忘山のお花畑の道を連想させてくれるものでした。
昨年7月の南蔵王の記事
http://vert-yama.blog.so-net.ne.jp/2016-08-11
西吾妻山(にしあずまやま;2,035m):福島県北塩原村・山形県米沢市
西吾妻小屋
所属する山の会の山行で、福島県のグランデコスノーリゾートのパノラマゴンドラ山頂駅から西吾妻山を往復してきました。(参加者23名。)
下山時の最後だけ雲が晴れて周囲の一部の山々等が見えましたが、一日中曇りで、山の上部はガスが懸ることが多く、ガスの中で展望の全くない山歩きでした。
それでも、西大巓から西吾妻小屋の間に続くお花畑では、ガスの中、登山道の周囲一帯に咲く多くの花々を楽しむことができました。
晴れていれば素晴らしい展望も見られたでしょうね。
歩いたコースと時間
パノラマゴンドラ山頂駅(9:00)→西大巓(11:25-30)→西吾妻小屋(12:25-13:00)→西吾妻山(13:15)→西吾妻小屋(10:25-30)→西大巓(14:15-20)→パノラマゴンドラ山頂駅(15:40)
グランデコスノーリゾートに到着すると、小雨が降っており、レインウエアーを着て朝一番(8:30)のゴンドラに乗り、ゴンドラ山頂駅から登山開始。
グランデコスノーリゾート下部(右の階段を登ってパノラマゴンドラ乗り場へ)
パノラマゴンドラ山頂駅前のスキーゲレンデと案内板(登山道は右方向)
(大きい案内板の下に、ヒオウギアヤメの群生あり。)
ゲレンデの道から樹林帯の登りへ。ゲレンデ登りの途中で小雨が止み、むし暑いのでレインウエアーを脱ぐことになりました。
ゲレンデを登る
ゲレンデを離れて樹林帯へ
樹林帯の登山道は、大きな石や木の根の多いやや急な登りが続き、大勢の人数では時間がかかります。
大きな石や木の根の多いやや急な登り
樹林帯の道では、花は多くありませんが、所々でオオバユキザサ、マイヅルソウ、ゴゼンタチバナなどが咲いていました。
オオバユキザサ ゴゼンタチバナ
途中からオオシラビソの森となり、西大巓山頂が近くなると、低木と笹混じりの道となり、イワカガミ、ベニバナイチゴ、ウラジロヨウラク、チングルマ、ハクサンチドリ、アカモノなどの花がちらほらと見られました。
オオシラビソの森の中の登り
ベニバナイチゴ イワカガミ
西大巓山頂に着くと、全くのガスの中で周囲は見えないので、早々に西吾妻小屋方向へ。
西大巓山頂
山頂からは、稜線の南東をトラバースする道ですが、下り始めてすぐに登山道の両側はお花畑となり、チングルマ、イワカガミ、ウラジロヨウラク、イワイチョウ等の群生が続き、ハクサンチドリやアオノツガザクラも所々に。
ウラジロヨウラク
チングルマ ハクサンチドリ
イワイチョウ アオノツガザクラ
赤い石(凝灰岩?)の転がるお花畑の中の下りの道
チングルマ
お花畑の続く道
トラバース道の低い所では稜線の少し下に(登山道の左上側に)雪が残るところもあり、雪解け水が多い登山道横は湿地帯や池塘となっており、コバイケイソウ、イワイチョウの群生も見られました。
コバイケイソウ
イワイチョウの大群生
また、登山道から少し離れた所には、シナノキンバイの群生も。
シナノキンバイの群生
シナノキンバイとモミジカラマツ
シナノキンバイのアップ
お花畑歩きを楽しんだあと樹林帯を少し登って木道歩きとなり、すぐに西吾妻小屋に到着。
小屋の周囲ではチングルマは終わっており、ワタスゲ、コバイケイソウ、イワイチョウが少し咲いていました。
西吾妻小屋 → 1枚目の写真
西吾妻小屋の周囲で昼食とし、西吾妻山山頂へ。
山頂は木に囲まれた狭い所で、特に何もないので、すぐに来た道を戻ることに。
(ガスで展望も望めないし、登りの時間がかかってしまい、ゴンドラの最終時間(16:00)に間に合うように下山するため、天狗岩に行くのは止めにしたものです。)
西吾妻山 山頂
帰りもお花畑の花々を見ながら、ガスの中を行きます。
帰りの西大巓への道
西大巓への登り返しでメンバーの一人の足が攣りそうになり対応と休憩をしたり、大きな石の続く下りの道で全体にゆっくりのペースとなったりで、ゴンドラの最終時間にぎりぎりになりそうなので、ゴンドラの係の人に最終時間ぎりぎりになりそうとの連絡のため先発隊を出すことに。
先発隊3名の中に私も入って、やや急いで下ります。
樹林帯からゲレンデに出ると、周囲の雲も晴れてきて、磐梯山方向や小野川湖の一部も見えていました。
ゲレンデの下り(正面に雲の懸る磐梯山、中央やや右に小野川湖)
ゴンドラ山頂駅に15:40着。係の人に連絡して、他のメンバーを待っていると、ちょうど16時に全員が到着でギリギリセーフ。
ホッとしてゴンドラに乗ると、前方左手に安達太良山も見えていました。
グランデコ green season TREKKING MAPの一部
下山後すぐ隣にある裏磐梯グランデコ東急ホテルで入浴。入浴後ホテルの外に出ると綺麗な庭が広がっていました。
ホテルの庭、以下2枚。
今回の、西大巓から吾妻小屋間の鞍部南東を通る下りと登りの道は、素晴らしいお花畑を通る道で、昨年7月下旬に歩いた南蔵王不忘山のお花畑の道を連想させてくれるものでした。
昨年7月の南蔵王の記事
http://vert-yama.blog.so-net.ne.jp/2016-08-11
2017-07-23 22:28
nice!(16)
コメント(8)
トラックバック(0)
おはようございます^^
この時期の中高山は素晴らしいですね~お花が一杯!
これでお天気が良ければ申し分ないのでしょうが、それでもこのお花が癒してくれるし、素敵な山行でしたね。
最後ゴンドラに間に合ってよかったですね。
by mimimomo (2017-07-24 07:04)
ここも花の最盛期でしたね。
ガスも多かったようですが、花畑は見事です。
ここにシナノキンバイが咲くとは驚きでした。
by tochimochi (2017-07-24 08:50)
凄い、お花の山ですね。
ウキウキする登山道ですね。
この時期に行ってみたいと思うのですが
結構遠いです。
by nousagi (2017-07-24 14:15)
mimimomoさん
ガスの中で眺望が全くないマイナスが気にならない程の素晴らしいお花畑でした。
多人数だとグループ内で渋滞となり、思わぬ時間がかかってしまい、ゴンドラの最終時間に間に合うか、ヒヤヒヤしましたが間にあって良かったです。
この時期の天気の良い日にまた行ってみたい山になりました。
tochimochiさん
>ガスも多かったようですが、花畑は見事です。
ガスの中でしたが本当に見事なお花畑でした。
シナノキンバイの大群落は少し遠い所にあったので、帰ってから写真を拡大して
花と葉の形を確認し、シナノキンバイと分かりました。
北海道と本州中部以北の亜高山帯~高山帯に生えるとのことですね。
nousagiさん
天候が良ければ、素晴らしい眺望とお花畑でゴンドラの最終時間に注意しないといけなくなるコースですね。(笑)
>結構遠いです。
天元台からよりは少し近いです・・・。
実は、樹氷が見られる時期に行ってみたいとの思いもあり、今年の会山行に私が提案して承認されて、実現したコースでした。
by ヴェール (2017-07-25 08:17)
こんにちは^^
少しガスがかかったお花畑が幻想的で素敵ですね♪
シナノキンバイとモミジカラマツのお写真に見惚れています。
by いろは (2017-07-25 15:27)
いろはさん、こんばんは。
あまり先が見えないので、ガスの中から急にいろんな花、違った花が見えてきて楽しかったですね。
シナノキンバイは、白や薄いピンクの花が多い中、黄色の花の大きな群生で目を引きました。モミジカラマツはガスに濡れて花は開いていなかったようでした。
by ヴェール (2017-07-25 20:44)
お花畑歩きの西吾妻山、楽しめてよかったですね。
ゴンドラの始発、最終はともかくもっと早く始発を運行してもらえば日帰り出来そうな山がいくつかあります。 最終に間に合ってよかったですね。 天元台からのコースもいいですね。
by Jetstream (2017-07-29 21:18)
Jetstreamさん
ガス、ガスでしたが素晴らしいお花畑を見ることができました。
各地のゴンドラも山ノボラーにとっては始発が遅いので、山登りの自由度が少なくなりますね。
天元台からだと標高1800mまでゴンドラとリフトで行けそうなので、
楽に登れそうで(笑)、花の時期に行ってみたいです。
by ヴェール (2017-07-31 08:12)