鼻曲山・・・二度上峠から往復 レンゲショウマ咲き乱れる山頂下 [山歩き]
2017年8月24日(木) 晴時々曇り
鼻曲山(はなまがりやま;1655m、関東百名山):群馬県高崎市・長野原町、長野県軽井沢町
8月上旬にトレーニングで古賀志山に登った後、眼科で網膜裂孔の手術(レーザー治療)を行ったため10日間ほど激しい運動はできず、その後も天気が悪いこともあり、なかなか山登りができませんでした。
8月も下旬になってやっと、所属する山の会の山行で、二度上峠(にどあげとうげ)から、この時期レンゲショウマで有名な鼻曲山に登ってきました。参加者23名。
歩いたコースと時間
二度上峠(8:00)→獅子岩(8:20)→氷妻山(8:55)→鼻曲山 西峰(小天狗)(10:35-40)→鼻曲山 東峰(大天狗)(10:45-50)→西峰(10:55-11:20) →氷妻山(12:50-55)→獅子岩→二度上峠 (13:45)
(昭文社、山と高原地図ではコースタイムは、往復で3時間15分です。)
山頂下の北側斜面に咲くレンゲショウマ
高崎ICを降りて、国道406号、県道54号を通って二度上峠へ。
峠からは正面に噴煙を上げる浅間山が綺麗に見えていました。
噴煙を上げる浅間山(二度上峠より)
道路横の駐車場(5,6台駐車できそう。)から登山道に入ります。枯れた笹の中の道を歩いて、獅子岩へ。大人数で獅子岩の横の2m弱の岩場を下るのに時間がかかりました。
枯れた笹の中の道
獅子岩(振り返って見る。左が下りてきた岩場。)
道は枯れた笹の道から笹の茂る道となり。膝から胸くらいの高さの笹の道が続きます。
笹の茂る道を歩いて氷妻山に到着。樹林に囲まれて展望はないので小休憩の後前進。
途中、樹林の間から左側が切れ落ちた山頂付近が見えていました。
笹の茂る道
氷妻山
山頂付近が見えてきた
氷妻山からも笹の道は長く続いて、笹が少なくなると、シダがあちこちに見えるようになり、急登が始まります。(標高1510mあたり。)
なお続く笹の中の道
シダが多くなった道(急登の始まり)
少し登るとレンゲショウマが見られるようになり、急な登山道の両側にだんだん多くなって、密集した群生ではありませんが、あちこちにレンゲショウマが咲いています。
花はまだ蕾もありますが、散ってしまったものも多そうで、1週間くらい最盛期から過ぎているようでした。しかし、まだまだ多くの花が見られ、メンバー全員で大喜び。
群生地に咲くレンゲショウマ、以下4枚。
急登の道なので、レンゲショウマの花を楽しみながら、写真を撮りながらゆっくり登ります。
レンゲショウマの咲く斜面は、オクモミジハグマもかなり多く、薄紫の可愛いソバナの花も所々に咲いていました。
オクモミジハグマとアサギマダラ
ソバナ
レンゲショウマの咲く急斜面が終わり、緩やかな道になってすぐに、西峰の小天狗に到着。西峰は展望が良く、南東から南西側が綺麗に見えていました。
(浅間山や浅間隠山も木の間から見えていました。)
西峰から5分ほどで山頂標識のある東峰(大天狗)へ。
西峰と東峰の山頂周辺では、笹の道やレンゲショウマ咲く斜面では見られなかった、アズマギク、ウスユキソウ、シャジクソウ、キンミズヒキ、ワレモコウ、キオン、ゴマナなどいろんな花が咲いていました。
(カラマツソウやシモツケソウはほとんど終わり。)
鼻曲山 山頂(東峰:大天狗)
東峰は西峰よりは展望がないので、西峰に戻り花や展望を楽しみながら昼食。
西峰(小天狗)から眼下に軽井沢の市街地と遠くに奥秩父の山々(南方向)
同 山頂付近に雲の懸る八ヶ岳連峰(南西方向)
同 妙義山のアップ(南南東方向)
昼食後は来た道を戻ります。レンゲショウマの咲く急斜面を再び花を見ながらゆっくりと下り、笹の茂る道を淡々と下っていきます。
レンゲショウマと下りの登山道
帰りの登山口近くで、キバナアキギリも2,3株発見。
レンゲショウマの季節のこのルートは風がなくて蒸し暑く、虫も多いと聞いていましたが、この日は、風があって稜線上では涼しい風が吹いていて虫もほとんどおらず快適な山歩きでした。
また、笹が深い道が長く続くので、笹が濡れている日には、合羽のズボンを履いていないとずぶ濡れになるとのことですが、この日は、笹は全く濡れておらず、この意味でも快適な山歩きでした。
アアズマギク ウスユキソウ
シャジクソウ キンミズヒキ
ワレモコウ キオン
ゴマナ キバナアキギリ
昨年(2016年)8月25日の御岳山のレンゲショウマの記事です。
http://vert-yama.blog.so-net.ne.jp/2016-09-26
鼻曲山(はなまがりやま;1655m、関東百名山):群馬県高崎市・長野原町、長野県軽井沢町
8月上旬にトレーニングで古賀志山に登った後、眼科で網膜裂孔の手術(レーザー治療)を行ったため10日間ほど激しい運動はできず、その後も天気が悪いこともあり、なかなか山登りができませんでした。
8月も下旬になってやっと、所属する山の会の山行で、二度上峠(にどあげとうげ)から、この時期レンゲショウマで有名な鼻曲山に登ってきました。参加者23名。
歩いたコースと時間
二度上峠(8:00)→獅子岩(8:20)→氷妻山(8:55)→鼻曲山 西峰(小天狗)(10:35-40)→鼻曲山 東峰(大天狗)(10:45-50)→西峰(10:55-11:20) →氷妻山(12:50-55)→獅子岩→二度上峠 (13:45)
(昭文社、山と高原地図ではコースタイムは、往復で3時間15分です。)
山頂下の北側斜面に咲くレンゲショウマ
高崎ICを降りて、国道406号、県道54号を通って二度上峠へ。
峠からは正面に噴煙を上げる浅間山が綺麗に見えていました。
噴煙を上げる浅間山(二度上峠より)
道路横の駐車場(5,6台駐車できそう。)から登山道に入ります。枯れた笹の中の道を歩いて、獅子岩へ。大人数で獅子岩の横の2m弱の岩場を下るのに時間がかかりました。
枯れた笹の中の道
獅子岩(振り返って見る。左が下りてきた岩場。)
道は枯れた笹の道から笹の茂る道となり。膝から胸くらいの高さの笹の道が続きます。
笹の茂る道を歩いて氷妻山に到着。樹林に囲まれて展望はないので小休憩の後前進。
途中、樹林の間から左側が切れ落ちた山頂付近が見えていました。
笹の茂る道
氷妻山
山頂付近が見えてきた
氷妻山からも笹の道は長く続いて、笹が少なくなると、シダがあちこちに見えるようになり、急登が始まります。(標高1510mあたり。)
なお続く笹の中の道
シダが多くなった道(急登の始まり)
少し登るとレンゲショウマが見られるようになり、急な登山道の両側にだんだん多くなって、密集した群生ではありませんが、あちこちにレンゲショウマが咲いています。
花はまだ蕾もありますが、散ってしまったものも多そうで、1週間くらい最盛期から過ぎているようでした。しかし、まだまだ多くの花が見られ、メンバー全員で大喜び。
群生地に咲くレンゲショウマ、以下4枚。
急登の道なので、レンゲショウマの花を楽しみながら、写真を撮りながらゆっくり登ります。
レンゲショウマの咲く斜面は、オクモミジハグマもかなり多く、薄紫の可愛いソバナの花も所々に咲いていました。
オクモミジハグマとアサギマダラ
ソバナ
レンゲショウマの咲く急斜面が終わり、緩やかな道になってすぐに、西峰の小天狗に到着。西峰は展望が良く、南東から南西側が綺麗に見えていました。
(浅間山や浅間隠山も木の間から見えていました。)
西峰から5分ほどで山頂標識のある東峰(大天狗)へ。
西峰と東峰の山頂周辺では、笹の道やレンゲショウマ咲く斜面では見られなかった、アズマギク、ウスユキソウ、シャジクソウ、キンミズヒキ、ワレモコウ、キオン、ゴマナなどいろんな花が咲いていました。
(カラマツソウやシモツケソウはほとんど終わり。)
鼻曲山 山頂(東峰:大天狗)
東峰は西峰よりは展望がないので、西峰に戻り花や展望を楽しみながら昼食。
西峰(小天狗)から眼下に軽井沢の市街地と遠くに奥秩父の山々(南方向)
同 山頂付近に雲の懸る八ヶ岳連峰(南西方向)
同 妙義山のアップ(南南東方向)
昼食後は来た道を戻ります。レンゲショウマの咲く急斜面を再び花を見ながらゆっくりと下り、笹の茂る道を淡々と下っていきます。
レンゲショウマと下りの登山道
帰りの登山口近くで、キバナアキギリも2,3株発見。
レンゲショウマの季節のこのルートは風がなくて蒸し暑く、虫も多いと聞いていましたが、この日は、風があって稜線上では涼しい風が吹いていて虫もほとんどおらず快適な山歩きでした。
また、笹が深い道が長く続くので、笹が濡れている日には、合羽のズボンを履いていないとずぶ濡れになるとのことですが、この日は、笹は全く濡れておらず、この意味でも快適な山歩きでした。
アアズマギク ウスユキソウ
シャジクソウ キンミズヒキ
ワレモコウ キオン
ゴマナ キバナアキギリ
昨年(2016年)8月25日の御岳山のレンゲショウマの記事です。
http://vert-yama.blog.so-net.ne.jp/2016-09-26
2017-08-31 01:07
nice!(11)
コメント(11)
こんにちは^^
鼻曲山・・・懐かしいです。随分昔に登ったと思って調べてみましたら1998年でした。確か秋。こんな素敵なお花には巡り合えなかったです。
ここにレンゲショウマがあるなんて知らなかったですよ!
by mimimomo (2017-08-31 17:52)
あ、ところで目の方はもうすっかり良いのですか? お大事になさって下さい。
by mimimomo (2017-08-31 17:53)
ヴェールさん、こんばんは!
目の治療、大変でしたね。
皆さんと鼻曲山を歩かれ、レンゲショウマなどの花々と眺望を
楽しむことができ、良かったですね。
レンゲショウマは格別でしょうが、この山塊はどこを歩いても
花を十分に楽しめますね。
今シーズンはレンゲショウマにお目にかかれませんでしたので、
レポを楽しませていただきました。
by のんびり夫婦の山遊び (2017-08-31 18:29)
あら~♪ これは素敵なお山ですね^^
来年タイミングあえば訪ねてみます♪
by よしころん (2017-08-31 19:37)
こんなに群生している山があったのですか。
行ってみたいけど少し遠いです ^^;
by tochimochi (2017-08-31 23:17)
花と晴れていれば素晴らしい展望が期待できそうですね。たしか二度上峠は浅間隠山に登ったところではないのかな?
レンゲショウマ、ベストタイミングでしたね。!(^^)!
レインズボンが必要なんですね。。
8月は1度しか山へいけませんでした。秋の天気を期待しましょう。
by Jetstream (2017-09-01 11:31)
mimimomoさん、こんばんは。
鼻曲山、一般的には、新緑の頃かカラマツの紅葉の頃が良い季節と書かれているガイド
ブックが多いですが、8月はレンゲショウマを見るために登る人が多いですね。
旧碓井峠・軽井沢からのコースも良く登られているとか。
眼の方は、手術後の経過は良好です。お心遣い有難うございます。
のんびり夫婦の山遊びさん
眼は放置すると網膜剥離になると言われて、即日の手術でした。
10日間運動できないのは予定外で、念願の3000m峰への山行が中止になりました。
貴ブログの水ノ塔山・篭ノ塔山・池ノ平のレポを拝見するとそこはまさに、
「天空の花園」ですね。
よしころんさん
いろんな方のブログでこの群生地を拝見しており、数年前から行ってみたい山でした。
天候も良く、少し涼しくていい日に行けて、ラッキーでした。
レンゲショウマが咲いていない季節は、このルートはあまり面白くないかな~・・・。
来シーズンには、『森の妖精』、『森のランプ』の美しい写真を拝見させて下さい。
tochimochiさん
レンゲショウマは、かなり広い範囲に群生していて見応えがありますね。
この山だけだとコースタイムは3時間10分なので、健脚の人は、この時期に一日で
浅間隠山とこの山の両方に登っていますね。
Jetstreamさん
レンゲショウマ、花の最盛期は僅か過ぎていたようですが、天気も良く、笹の道で
濡れることもなく本当にいいタイミングでした。
二度上峠から高崎方向へ約700m行くと浅間隠山の登山口ですね。
浅間隠山は8年前の9月にその登山口から登りましたが、雨のよく降る日で、写真も
ほとんど撮っていなかったので、ほとんど記憶がありません。(泣)
9月の天気に期待ですね。
by ヴェール (2017-09-01 22:15)
術後の回復、何よりです。
見上げるレンゲショウマの花、きれいですね。
by joyclimb (2017-09-03 23:08)
joyclimbさん
有難うございます。
この群生地はやや急な斜面にあるため、下から撮りやすいです。
しかし、歳を取ると、だんだんしゃがんでの撮影はスクワットを続けて
いるようで応えるようになりました。(苦笑)
by ヴェール (2017-09-04 21:20)
こんにちは^^
レンゲショウマの群生が素晴らしいですね〜♪
昨年赤城自然園へ行ったことを懐かしく思い出しています^^
オクモミジハグマとアサギマダラのお写真が素敵です!
秋のお花が色々見られたのですね。
目の手術をなさって、その後はもうすっかりよくなられましたか?
お大事になさってください。
by いろは (2017-09-06 15:44)
いろはさん、こんばんは。
好天下でレンゲショウマの群生を見ることができました。
他の方のブログでも、オクモミジハグマとアサギマダラの写真があり、
アサギマダラはヨツバヒヨドリと同じようにその花を好むのかなと思いました。
眼の方は良好なようです。有難うございます。
by ヴェール (2017-09-06 20:38)