黒川鶏冠山・・・緑豊かな森歩き [山歩き]
2017年6月14日(水) 晴れ
黒川鶏冠山(くろかわけいかんざん):山梨県甲州市
標高(黒川山;1710m、見晴台;1716m、鶏冠山;約1705m)
見晴台から北東方向の展望
(中央に山頂付近に雲の懸る北奥千丈岳、やや右に甲武信ケ岳の山域とその右に破風山、左端近くに金峰山。)
『奥秩父山塊、大菩薩連嶺に位置している。山梨百名山の一つである。また多摩川の源流(水源)に位置しているため山林は東京都水道局の水源涵養林(東京都水源林)となっている。
なお、同県の山梨市に漢字では同名の鶏冠山(読みは「とさかやま」、標高2,177m)が存在するので注意。』(Wikipediaより)
歩いたコースと時間
落合(8:36)→横手山峠と鶏冠山への分岐(9:39)→鶏冠山分岐(10:25)→鶏冠山(10:45-55)→黒川山(11:15)→見晴台(11:20-12:00)→横手山峠(12:27)→六本木峠(13:10)→梅ノ木尾根分岐(13:32)→柳沢峠(14:03)
所属する山の会の山行で、黒川鶏冠山を歩いてきました。
8年前の2009年11月15日に毎日新聞旅行のツアーで登ったことがあり、今回が2回目です。前回は今回と逆コースで柳沢峠から登って落合に下るコースでした。
今回は、晴れでしたが、富士山は雲に隠れて見えず。鶏冠山の山頂付近の岩混じりの急なアップダウンの他は緩やかな歩きやすい道が続き、新緑から緑がやや深まった森林歩きを楽しむことができました。
国道411号線道路脇の登山口から登山開始です。
鶏冠山落合登山口
緑がやや深まった落葉樹林の中の緩やかな道を登り、横手山峠と鶏冠山への分岐から東に歩き、鶏冠山へ。
緑が深まった落葉樹林の中の道
苔むす岩の中の道
鶏冠神社(鶏冠山)分岐
鶏冠山手前は短い距離ですが、岩混じりの樹林帯の急なアップダウンがあり、慎重に歩いて、鶏冠神社の祠のある岩稜の山頂へ。
この急なアップダウンの場所ではシャクナゲやイワカガミも咲いていました。
鶏冠山手前の岩混じりの急なアップダウンの道
鶏冠山 山頂
祠の上の岩場からの展望は良いのですが、富士山方向は雲で見えず。すぐ南の大菩薩嶺も雲が少し流れていました。
鶏冠山から大菩薩嶺
黒川山三角点のある緩やかな丘のようなピークは樹林に囲まれて展望がないので、西に5分程歩いて見晴台へ。見晴台は狭い岩場になっており、見晴台とその下のグループに分かれて昼食。
見晴台から北東方向の展望 → 一枚目の写真
雲の懸る北奥千丈岳付近(右)と金峰山(左)
金峰山の五丈石のアップ
富士山方向には雲が懸っており、昼食の間に山頂の一部が雲の間から短時間見えただけでした。
富士山方向の展望
(左に大菩薩嶺、右の緩やかなピークの上あたりが富士山)
雲の間から僅かに山頂付近の一部が見えた富士山
前回の見晴台からの富士山(2009年11月15日撮影)
黒川山から柳沢峠に下山です。カラマツ、ヒノキの植林帯の緩やかな道を下り横手山峠から六本木峠、梅ノ木尾根分岐へ。
途中の苔むす大岩の中の道を通り、花は少ないのですがワチガイソイウも見られました。
カラマツの植林帯の緩やかな歩きやすい道
横手山峠
苔むす大岩の中の道
このあたりから下はホトトギスの鳴き声も聞こえ、ハルゼミの大合唱の中を歩きます。
梅ノ木尾根分岐から柳沢峠までの道は「水源地ふれあいの道」としてよく整備されており、歩きやすい広い遊歩道が続いています。この間は雑木林で所々に木の名札が付けられていて、それを見るとハウチワカエデ、オオイタヤメイゲツ、イタヤカエデのカエデ類やツル性のイワガラミも多く、秋には(10月末頃)には素晴らしい紅葉の森になりそうですね。
梅ノ木尾根分岐の「ブナの道案内図」
(案内図の一番上側の道を歩いて柳沢峠へ)
梅ノ木尾根分岐近くに咲いていた綺麗なヤマツツジ
シャクナゲ ワチガイソウ
ハウチワカエデ オオイタヤメイゲツ
イタヤカエデ イワガラミ
黒川鶏冠山(くろかわけいかんざん):山梨県甲州市
標高(黒川山;1710m、見晴台;1716m、鶏冠山;約1705m)
見晴台から北東方向の展望
(中央に山頂付近に雲の懸る北奥千丈岳、やや右に甲武信ケ岳の山域とその右に破風山、左端近くに金峰山。)
『奥秩父山塊、大菩薩連嶺に位置している。山梨百名山の一つである。また多摩川の源流(水源)に位置しているため山林は東京都水道局の水源涵養林(東京都水源林)となっている。
なお、同県の山梨市に漢字では同名の鶏冠山(読みは「とさかやま」、標高2,177m)が存在するので注意。』(Wikipediaより)
歩いたコースと時間
落合(8:36)→横手山峠と鶏冠山への分岐(9:39)→鶏冠山分岐(10:25)→鶏冠山(10:45-55)→黒川山(11:15)→見晴台(11:20-12:00)→横手山峠(12:27)→六本木峠(13:10)→梅ノ木尾根分岐(13:32)→柳沢峠(14:03)
所属する山の会の山行で、黒川鶏冠山を歩いてきました。
8年前の2009年11月15日に毎日新聞旅行のツアーで登ったことがあり、今回が2回目です。前回は今回と逆コースで柳沢峠から登って落合に下るコースでした。
今回は、晴れでしたが、富士山は雲に隠れて見えず。鶏冠山の山頂付近の岩混じりの急なアップダウンの他は緩やかな歩きやすい道が続き、新緑から緑がやや深まった森林歩きを楽しむことができました。
国道411号線道路脇の登山口から登山開始です。
鶏冠山落合登山口
緑がやや深まった落葉樹林の中の緩やかな道を登り、横手山峠と鶏冠山への分岐から東に歩き、鶏冠山へ。
緑が深まった落葉樹林の中の道
苔むす岩の中の道
鶏冠神社(鶏冠山)分岐
鶏冠山手前は短い距離ですが、岩混じりの樹林帯の急なアップダウンがあり、慎重に歩いて、鶏冠神社の祠のある岩稜の山頂へ。
この急なアップダウンの場所ではシャクナゲやイワカガミも咲いていました。
鶏冠山手前の岩混じりの急なアップダウンの道
鶏冠山 山頂
祠の上の岩場からの展望は良いのですが、富士山方向は雲で見えず。すぐ南の大菩薩嶺も雲が少し流れていました。
鶏冠山から大菩薩嶺
黒川山三角点のある緩やかな丘のようなピークは樹林に囲まれて展望がないので、西に5分程歩いて見晴台へ。見晴台は狭い岩場になっており、見晴台とその下のグループに分かれて昼食。
見晴台から北東方向の展望 → 一枚目の写真
雲の懸る北奥千丈岳付近(右)と金峰山(左)
金峰山の五丈石のアップ
富士山方向には雲が懸っており、昼食の間に山頂の一部が雲の間から短時間見えただけでした。
富士山方向の展望
(左に大菩薩嶺、右の緩やかなピークの上あたりが富士山)
雲の間から僅かに山頂付近の一部が見えた富士山
前回の見晴台からの富士山(2009年11月15日撮影)
黒川山から柳沢峠に下山です。カラマツ、ヒノキの植林帯の緩やかな道を下り横手山峠から六本木峠、梅ノ木尾根分岐へ。
途中の苔むす大岩の中の道を通り、花は少ないのですがワチガイソイウも見られました。
カラマツの植林帯の緩やかな歩きやすい道
横手山峠
苔むす大岩の中の道
このあたりから下はホトトギスの鳴き声も聞こえ、ハルゼミの大合唱の中を歩きます。
梅ノ木尾根分岐から柳沢峠までの道は「水源地ふれあいの道」としてよく整備されており、歩きやすい広い遊歩道が続いています。この間は雑木林で所々に木の名札が付けられていて、それを見るとハウチワカエデ、オオイタヤメイゲツ、イタヤカエデのカエデ類やツル性のイワガラミも多く、秋には(10月末頃)には素晴らしい紅葉の森になりそうですね。
梅ノ木尾根分岐の「ブナの道案内図」
(案内図の一番上側の道を歩いて柳沢峠へ)
梅ノ木尾根分岐近くに咲いていた綺麗なヤマツツジ
シャクナゲ ワチガイソウ
ハウチワカエデ オオイタヤメイゲツ
イタヤカエデ イワガラミ
奥白根山からの展望・・・カシミール3Dによる展望図 [山岳展望 奥白根山]
奥白根山は県内で近いのでよく登っていますが、これまでに展望図を紹介していなかったので紹介致します。
流石に関東以北の最高峰で、富士山の他、南アルプスや北アルプスも見えるようです。
晩秋の快晴の日に早朝から登って、これらの超展望を見てみたいものです。
北西(尾瀬・越後の山々)
北(会津駒ヶ岳、飯豊山など)
北東(安達太良山、那須岳、高原山)
東(日光の山、中禅寺湖)
南東~南(前日光、関東平野、三原山も)
南西(皇海山、富士山、赤城山、南アルプス)
西(浅間山、北アルプス、武尊山、谷川岳)
以下は富士山、南アルプス、北アルプスのアップです。
南南西(富士山方向のアップ)
南西(南アルプスと八ヶ岳のアップ)
西南西(北アルプス南部、四阿山のアップ)
西南西~西(北アルプス北部のアップ)
流石に関東以北の最高峰で、富士山の他、南アルプスや北アルプスも見えるようです。
晩秋の快晴の日に早朝から登って、これらの超展望を見てみたいものです。
北西(尾瀬・越後の山々)
北(会津駒ヶ岳、飯豊山など)
北東(安達太良山、那須岳、高原山)
東(日光の山、中禅寺湖)
南東~南(前日光、関東平野、三原山も)
南西(皇海山、富士山、赤城山、南アルプス)
西(浅間山、北アルプス、武尊山、谷川岳)
以下は富士山、南アルプス、北アルプスのアップです。
南南西(富士山方向のアップ)
南西(南アルプスと八ヶ岳のアップ)
西南西(北アルプス南部、四阿山のアップ)
西南西~西(北アルプス北部のアップ)
奥白根山(日光白根山)・・・近場の高山トレーニング [山歩き]
2017年6月3日(土):晴れ時々曇り
奥白根山(2578m):栃木県日光市・群馬県利根郡片品村
ゴールデンウイークに時々登っている奥白根山。今年はその時期に腰痛で登れなかったので、近場の高山トレーニングとして登ってきました。
菅沼からの登山道は、樹林帯は残雪の道が続き、下りは軽アイゼンを付けた方が安全でしょうね。山頂付近は6月初めとはいえ、岩や木々に霧氷が付いているほど寒く、寒さ対策も必要ですね。
山頂からは会津や越後の山々は見えませんでしたが、日光や群馬方向の眺望は良く、富士山もなんとなく分かる程度に眺められました。
個人的には、体調や持病もあり、登りが苦しくて立ち止まって休むこと度々。今年の夏に計画している北アルプスや南アルプス登山のためには、体調管理と様子見登山が必要なことをしみじみと感じた登山でした。
山頂から日光の山々と中禅寺湖
歩いたコースと時間
菅沼登山口(8:20)→弥陀ヶ池(10:10-15)→奥白根山(11:30-12:10)→避難小屋(12:50-55)→五色沼→弥陀ヶ池(13:40-45)→菅沼登山口(15:00)
8時前に菅沼登山口駐車場着。1,000円の駐車料金を支払って、登山届を提出します。下の駐車場はまだ空きもありましたが、今回は上の駐車場が空いていれば止めてみようと上の駐車場に行きました。上の駐車場は4割くらいの駐車率。
8:20から登山開始。
上の駐車場(左奥)と登山口の案内板
谷筋から右に折れて少し急になった登山道を登ります。所々に僅かに雪が登る道を登って、左側の樹林の下が崖になったやや平坦地(冬道の落石の多い崖下の道の上あたり。標高1960m付近。)から雪の道が続き(途中、大きな岩の急斜面の登り箇所は、雪は一部なし)、弥陀ヶ池下までずっと雪道が続きます。
登りで雪も柔らかいので、軽アイゼンは付けないで登りました。
ずっと続く雪道
弥陀が池まで0.9kmの標識から先の、傾斜面のトラバース道では左の斜面に滑り落ちないようにやや慎重に歩く箇所も数か所あります。
トラバース道
トラバース道から右に回り込んで弥陀ヶ池に到着。弥陀ヶ池の近辺は、雪はほとんどなし。
弥陀ヶ池と山頂方向
弥陀ヶ池から座禅山の鞍部までと鞍部からの登り始めは残雪がありますが、一段登った標高2280m付近から上の登山道には雪は全くありません。
ガレ場の急斜面の登りは休みながら登っていきます。
ガレ場の急な登り
先をよく見ると左の岩に白いものが見えており、近づいてみると岩肌に生えた小さな木に霧氷が付いて真っ白に見えていたものでした。
登山道の周囲には、霧氷が割れて落ちた氷片があちこちに散乱していました。
北風がやや強く吹いて寒くなり、厚手のウンドブレーカーを着てルンゼに突入。
途中、振り返って来た方向を見ると、四郎岳と燕巣山の向こうに見える会津や越後の山は雲に覆われて見えませんが、丸沼や菅沼、弥陀ヶ池が綺麗に見えています。
四郎岳(左)・燕巣山(右)と丸沼・菅沼・弥陀ヶ池
ルンゼ岩壁の小さな木の霧氷
ルンゼ途中から右に曲がり大岩を登って先に進み、山頂方向の標識の下あたりでは、周囲の岩に霧氷がついてエビの尻尾になっていました。風が強くさらに寒くなりました。
岩に付いたエビの尻尾
同上 アップ
山頂方向標識から上では、風がやや弱くなって、寒さも和らいでいました。
山頂方向標識と山頂(中央)
山頂付近は多くの人で大賑わい。山頂標識の周囲も入れ替わり立ち代わりの登山者。ここではゆっくりできないので、すぐ東のピークで小休憩と写真撮影。
群馬県側の山頂標識と南西方向の山々
栃木県側の山頂標識と男体山・中禅寺湖 → 一枚目の写真
(山頂標識のすぐ右上が小休憩したピーク)
同ピークより皇海山(左:さらに左奥は袈裟丸山)、赤城山(中央)、錫ヶ岳(手前右)
同上 男体山と中禅寺湖
同上 太郎山(左)から男体山(右)
このピークで写真を撮っていると、隣にいた小学生連れの男性が、少し前まで富士山が良く見えたと言っていたので、眼を凝らして富士山方向を見ると雲の中に雪を被る山の輪郭がぼんやりと見えているようなので、写真を撮って写真で確認することにしました。
家に帰って写真をよく見るとやはり富士山でした。
かなりぼんやりと見えた富士山(コントラストを強く加工しました。)
(一番手前の黒く写っている山は皇海山の稜線の右肩。富士山に重なるすぐ右下のピークは雲取山。さらに右の三角ピークは大洞山。)
ここも人が多いので、昼食は避難小屋方向に下った風の弱い所で中禅寺湖や日光の山々を見ながら昼食。
昼食中にふと横を見ると鹿が餌を食べたそうに3.4mのところまで近づいてきていて、さらに近づこうとしています。少しあわてて、ストックを振って追い払おうとしましたがなかなか近くを離れず。
鹿を無視して食事をしていると、やがて離れて行きました。
登山者から食べ物を貰うことに慣れていて、食事中の人間に近づいているのでしょうか。
昼食中に近づいてきた鹿
昼食後避難小屋方向に下ります。途中急斜面のトラバース道に残雪があり。ここがこの日最も注意して歩いた箇所でした。
急斜面のトラバース道の残雪
避難小屋手前
避難小屋から樹林帯に入ると、五色沼まではずっと残雪の道。
避難小屋からの下り
五色沼に出る
五色沼から弥陀ヶ池への登りの道も樹林帯は残雪が多く雪の斜面を登ります。
この登りは標高差7,80mですがいつも一番苦しい所です。
弥陀ヶ池に着くと山頂付近はもうガスの中。
弥陀ヶ池
弥陀ヶ池からの下りはやや急な所もある雪道が続きますが、軽アイゼンを付けないで下りました。すり減ったビブラム底の夏靴では、途中スリップすることが多く、転倒も1回。転倒して手足の捻挫ということもあるので、この下りは安全のため軽アイゼンを付けた方が良かったと反省。
雪道の続く下り
今回はトレーニングのつもりで登りましたが、樹林帯の残雪が少なくなって花が咲く時期に登りたいですね。
昨年の奥白根山登山の記事はこちらです。
再びコマクサの群生地を訪ねて (2016/7/24)
http://vert-yama.blog.so-net.ne.jp/2016-07-30
凍れる奥白根山 (2016/4/30)
http://vert-yama.blog.so-net.ne.jp/2016-05-05
奥白根山(日光白根山)からの展望図を紹介していなかったので、次回は展望図を紹介致します。
奥白根山(2578m):栃木県日光市・群馬県利根郡片品村
ゴールデンウイークに時々登っている奥白根山。今年はその時期に腰痛で登れなかったので、近場の高山トレーニングとして登ってきました。
菅沼からの登山道は、樹林帯は残雪の道が続き、下りは軽アイゼンを付けた方が安全でしょうね。山頂付近は6月初めとはいえ、岩や木々に霧氷が付いているほど寒く、寒さ対策も必要ですね。
山頂からは会津や越後の山々は見えませんでしたが、日光や群馬方向の眺望は良く、富士山もなんとなく分かる程度に眺められました。
個人的には、体調や持病もあり、登りが苦しくて立ち止まって休むこと度々。今年の夏に計画している北アルプスや南アルプス登山のためには、体調管理と様子見登山が必要なことをしみじみと感じた登山でした。
山頂から日光の山々と中禅寺湖
歩いたコースと時間
菅沼登山口(8:20)→弥陀ヶ池(10:10-15)→奥白根山(11:30-12:10)→避難小屋(12:50-55)→五色沼→弥陀ヶ池(13:40-45)→菅沼登山口(15:00)
8時前に菅沼登山口駐車場着。1,000円の駐車料金を支払って、登山届を提出します。下の駐車場はまだ空きもありましたが、今回は上の駐車場が空いていれば止めてみようと上の駐車場に行きました。上の駐車場は4割くらいの駐車率。
8:20から登山開始。
上の駐車場(左奥)と登山口の案内板
谷筋から右に折れて少し急になった登山道を登ります。所々に僅かに雪が登る道を登って、左側の樹林の下が崖になったやや平坦地(冬道の落石の多い崖下の道の上あたり。標高1960m付近。)から雪の道が続き(途中、大きな岩の急斜面の登り箇所は、雪は一部なし)、弥陀ヶ池下までずっと雪道が続きます。
登りで雪も柔らかいので、軽アイゼンは付けないで登りました。
ずっと続く雪道
弥陀が池まで0.9kmの標識から先の、傾斜面のトラバース道では左の斜面に滑り落ちないようにやや慎重に歩く箇所も数か所あります。
トラバース道
トラバース道から右に回り込んで弥陀ヶ池に到着。弥陀ヶ池の近辺は、雪はほとんどなし。
弥陀ヶ池と山頂方向
弥陀ヶ池から座禅山の鞍部までと鞍部からの登り始めは残雪がありますが、一段登った標高2280m付近から上の登山道には雪は全くありません。
ガレ場の急斜面の登りは休みながら登っていきます。
ガレ場の急な登り
先をよく見ると左の岩に白いものが見えており、近づいてみると岩肌に生えた小さな木に霧氷が付いて真っ白に見えていたものでした。
登山道の周囲には、霧氷が割れて落ちた氷片があちこちに散乱していました。
北風がやや強く吹いて寒くなり、厚手のウンドブレーカーを着てルンゼに突入。
途中、振り返って来た方向を見ると、四郎岳と燕巣山の向こうに見える会津や越後の山は雲に覆われて見えませんが、丸沼や菅沼、弥陀ヶ池が綺麗に見えています。
四郎岳(左)・燕巣山(右)と丸沼・菅沼・弥陀ヶ池
ルンゼ岩壁の小さな木の霧氷
ルンゼ途中から右に曲がり大岩を登って先に進み、山頂方向の標識の下あたりでは、周囲の岩に霧氷がついてエビの尻尾になっていました。風が強くさらに寒くなりました。
岩に付いたエビの尻尾
同上 アップ
山頂方向標識から上では、風がやや弱くなって、寒さも和らいでいました。
山頂方向標識と山頂(中央)
山頂付近は多くの人で大賑わい。山頂標識の周囲も入れ替わり立ち代わりの登山者。ここではゆっくりできないので、すぐ東のピークで小休憩と写真撮影。
群馬県側の山頂標識と南西方向の山々
栃木県側の山頂標識と男体山・中禅寺湖 → 一枚目の写真
(山頂標識のすぐ右上が小休憩したピーク)
同ピークより皇海山(左:さらに左奥は袈裟丸山)、赤城山(中央)、錫ヶ岳(手前右)
同上 男体山と中禅寺湖
同上 太郎山(左)から男体山(右)
このピークで写真を撮っていると、隣にいた小学生連れの男性が、少し前まで富士山が良く見えたと言っていたので、眼を凝らして富士山方向を見ると雲の中に雪を被る山の輪郭がぼんやりと見えているようなので、写真を撮って写真で確認することにしました。
家に帰って写真をよく見るとやはり富士山でした。
かなりぼんやりと見えた富士山(コントラストを強く加工しました。)
(一番手前の黒く写っている山は皇海山の稜線の右肩。富士山に重なるすぐ右下のピークは雲取山。さらに右の三角ピークは大洞山。)
ここも人が多いので、昼食は避難小屋方向に下った風の弱い所で中禅寺湖や日光の山々を見ながら昼食。
昼食中にふと横を見ると鹿が餌を食べたそうに3.4mのところまで近づいてきていて、さらに近づこうとしています。少しあわてて、ストックを振って追い払おうとしましたがなかなか近くを離れず。
鹿を無視して食事をしていると、やがて離れて行きました。
登山者から食べ物を貰うことに慣れていて、食事中の人間に近づいているのでしょうか。
昼食中に近づいてきた鹿
昼食後避難小屋方向に下ります。途中急斜面のトラバース道に残雪があり。ここがこの日最も注意して歩いた箇所でした。
急斜面のトラバース道の残雪
避難小屋手前
避難小屋から樹林帯に入ると、五色沼まではずっと残雪の道。
避難小屋からの下り
五色沼に出る
五色沼から弥陀ヶ池への登りの道も樹林帯は残雪が多く雪の斜面を登ります。
この登りは標高差7,80mですがいつも一番苦しい所です。
弥陀ヶ池に着くと山頂付近はもうガスの中。
弥陀ヶ池
弥陀ヶ池からの下りはやや急な所もある雪道が続きますが、軽アイゼンを付けないで下りました。すり減ったビブラム底の夏靴では、途中スリップすることが多く、転倒も1回。転倒して手足の捻挫ということもあるので、この下りは安全のため軽アイゼンを付けた方が良かったと反省。
雪道の続く下り
今回はトレーニングのつもりで登りましたが、樹林帯の残雪が少なくなって花が咲く時期に登りたいですね。
昨年の奥白根山登山の記事はこちらです。
再びコマクサの群生地を訪ねて (2016/7/24)
http://vert-yama.blog.so-net.ne.jp/2016-07-30
凍れる奥白根山 (2016/4/30)
http://vert-yama.blog.so-net.ne.jp/2016-05-05
奥白根山(日光白根山)からの展望図を紹介していなかったので、次回は展望図を紹介致します。
今年はバラが綺麗に咲きました (その2:フロリバンダ、シュラブ、オールドローズ) [バラ]
今回は、イングリッシュローズ(ER)以外の今年良く咲いた、フロリバンダ・シュラブ・オールドローズについてまとめてみました。
まずは、フロリバンダに分類されるバラ3品種から。(3品種とも鉢植え(10号鉢)。)
☆ マチルダ
白から淡いピンクで花弁の縁がピンクの非常に可愛らしい花です。四季咲は素晴らしく、ロザリアンの中でもこの花が好きな人も多いようです。微香。
一昨年3月に大苗で購入したもので、毎年春から秋まで可愛い沢山の花を見せてくれます。
マチルダ 以下3枚(5月14日)
☆ ピンクフレンチレース
フレンチレース(花色はアイボリーホワイト)の枝変わり品種。中香。
3年前に素晴らしいバラの庭を見せて頂いたときに、切り花で頂いたこの花の優美さとほのかなバラらしい香が気に入って、2年前に大苗で購入したものです。夏はお休みモードですが、秋にはまた綺麗な花が見られます。
以下2枚ピンクフレンチレース。(5月14日。白花はマーガレット・メリル)
☆ マーガレット・メリル
白バラはボレロとアイスバーグの2品種しかなかったので、ダマスク香のあるこの花を昨年秋に大苗で購入したものです。花を見るのは今年が初めてですが、蕾から全開花まで美しい花と芳香を楽しむことができました。四季咲き。
マーガレット・メリル 以下2枚(5月14・15日)
続いてシュラブに分類される2品種です。
☆ オデュッセイア
2013年木村卓功氏作出。波状弁咲き。強香(ダマスク+フルーツ)。
フランシス・デュブリュイとスパニッシュ・ビューティーの交配種。
昨年、綺麗な庭でバラを栽培している近所の方から切り花で頂き、濃い赤の花と芳香が気に入って、6月に「バラの家」から新苗で購入したもの。秋には160cm位に伸びて2輪だけ花が咲きました。今年2月に、家の東側に地植えしてトレリスに誘引。5/21には20輪以上の花を付けました。
オデュッセイア(下のアプリコットピンクの花はERのアブラハム・ダービー;5月14日)
花のアップ以下2枚(5月14・15日)
☆ アルキミスト
4年前に妻がファンタン・ラトゥールと一緒に、新苗で買ってきたもの。
半つる性の一季咲き品種。中香。
2年間は花が咲かないで大きく伸びていて、昨年2月につるバラとしてトレリスに誘引したもの。3年目の昨年5月に20輪弱の花を付け、今年はトレリスいっぱいに50輪以上の花を付けました。
アルキミスト(右)とファンタン・ラトゥール(左)(5月24日)
アルキミスト
次はオールドローズの2品種
☆ マダム・イサーク・プレール
紫がかったローズピンクの花。強香(ダマスク)。クオーターロゼット咲き。返り咲き。
昨年5月に新苗で購入したもの。昨年は、花は付かず、シュートも出てぐんぐん伸びて2mくらいになり、今年の2月に、耐陰性があるとのことで、家の北東に地植えしてつるバラとしてトレリスに誘引。今年初めての開花で、5/21には20輪以上の香しい花が咲きました。返り咲き種なので次の開花も期待です。
マダム・イサーク・プレール(中央から左。5月14日。)
(右の一重の花弁の赤い花はジョナサン)
マダム・イサーク・プレールのアップ(上の写真をトリミングしたもの)
☆ ファンタン・ラトゥール
強香(ダマスク)。つるバラとして、南側の庭に地植えして2mのオベリスクに誘引。
アルキミストと同じく、4年前に妻が新苗で買ってきたもの。
今年は、可愛い薄ピンクの花がアルキミストと同じように50輪以上咲き、オベリスクいっぱいに広がりました。強香種とのことですが、あたり一面に芳香が漂うよう程の強香ではないようで、鼻を近づけると甘い香りがする程度です。
一季咲きなので、来年まで花は咲かず緑を楽しむことになりますが、花後はうどん粉病にやや弱いかも。
ファンタン・ラトゥール(5月24日)
今年は綺麗に咲いたバラを5,6人の方に切り花として5~10輪くらいずつ差し上げ、美しい花と芳香を楽しんで頂いて喜んで頂けました。
家の横を通る方にも、「バラが綺麗ですね」との言葉を頂くことが多くなり、綺麗なバラを咲かせるための励みにもなりますね。
6月3日(土)に日光白根山に登ったので、次回は久しぶりに山歩きの記事です。(笑)
まずは、フロリバンダに分類されるバラ3品種から。(3品種とも鉢植え(10号鉢)。)
☆ マチルダ
白から淡いピンクで花弁の縁がピンクの非常に可愛らしい花です。四季咲は素晴らしく、ロザリアンの中でもこの花が好きな人も多いようです。微香。
一昨年3月に大苗で購入したもので、毎年春から秋まで可愛い沢山の花を見せてくれます。
マチルダ 以下3枚(5月14日)
☆ ピンクフレンチレース
フレンチレース(花色はアイボリーホワイト)の枝変わり品種。中香。
3年前に素晴らしいバラの庭を見せて頂いたときに、切り花で頂いたこの花の優美さとほのかなバラらしい香が気に入って、2年前に大苗で購入したものです。夏はお休みモードですが、秋にはまた綺麗な花が見られます。
以下2枚ピンクフレンチレース。(5月14日。白花はマーガレット・メリル)
☆ マーガレット・メリル
白バラはボレロとアイスバーグの2品種しかなかったので、ダマスク香のあるこの花を昨年秋に大苗で購入したものです。花を見るのは今年が初めてですが、蕾から全開花まで美しい花と芳香を楽しむことができました。四季咲き。
マーガレット・メリル 以下2枚(5月14・15日)
続いてシュラブに分類される2品種です。
☆ オデュッセイア
2013年木村卓功氏作出。波状弁咲き。強香(ダマスク+フルーツ)。
フランシス・デュブリュイとスパニッシュ・ビューティーの交配種。
昨年、綺麗な庭でバラを栽培している近所の方から切り花で頂き、濃い赤の花と芳香が気に入って、6月に「バラの家」から新苗で購入したもの。秋には160cm位に伸びて2輪だけ花が咲きました。今年2月に、家の東側に地植えしてトレリスに誘引。5/21には20輪以上の花を付けました。
オデュッセイア(下のアプリコットピンクの花はERのアブラハム・ダービー;5月14日)
花のアップ以下2枚(5月14・15日)
☆ アルキミスト
4年前に妻がファンタン・ラトゥールと一緒に、新苗で買ってきたもの。
半つる性の一季咲き品種。中香。
2年間は花が咲かないで大きく伸びていて、昨年2月につるバラとしてトレリスに誘引したもの。3年目の昨年5月に20輪弱の花を付け、今年はトレリスいっぱいに50輪以上の花を付けました。
アルキミスト(右)とファンタン・ラトゥール(左)(5月24日)
アルキミスト
次はオールドローズの2品種
☆ マダム・イサーク・プレール
紫がかったローズピンクの花。強香(ダマスク)。クオーターロゼット咲き。返り咲き。
昨年5月に新苗で購入したもの。昨年は、花は付かず、シュートも出てぐんぐん伸びて2mくらいになり、今年の2月に、耐陰性があるとのことで、家の北東に地植えしてつるバラとしてトレリスに誘引。今年初めての開花で、5/21には20輪以上の香しい花が咲きました。返り咲き種なので次の開花も期待です。
マダム・イサーク・プレール(中央から左。5月14日。)
(右の一重の花弁の赤い花はジョナサン)
マダム・イサーク・プレールのアップ(上の写真をトリミングしたもの)
☆ ファンタン・ラトゥール
強香(ダマスク)。つるバラとして、南側の庭に地植えして2mのオベリスクに誘引。
アルキミストと同じく、4年前に妻が新苗で買ってきたもの。
今年は、可愛い薄ピンクの花がアルキミストと同じように50輪以上咲き、オベリスクいっぱいに広がりました。強香種とのことですが、あたり一面に芳香が漂うよう程の強香ではないようで、鼻を近づけると甘い香りがする程度です。
一季咲きなので、来年まで花は咲かず緑を楽しむことになりますが、花後はうどん粉病にやや弱いかも。
ファンタン・ラトゥール(5月24日)
今年は綺麗に咲いたバラを5,6人の方に切り花として5~10輪くらいずつ差し上げ、美しい花と芳香を楽しんで頂いて喜んで頂けました。
家の横を通る方にも、「バラが綺麗ですね」との言葉を頂くことが多くなり、綺麗なバラを咲かせるための励みにもなりますね。
6月3日(土)に日光白根山に登ったので、次回は久しぶりに山歩きの記事です。(笑)
今年はバラが綺麗に咲きました (その1:イングリッシュローズ) [バラ]
3年前に素晴らしいバラの庭を見たことがきっかけで、バラ栽培を始め、一昨年と昨年にそれぞれ十数種類バラ苗を購入して、現在は以前からあるものと友人から頂いたものも含めて40種類くらいのバラを育てています。
今年は株が大きくなってほとんどすべてのバラが綺麗に咲いて、華やかな庭の風景となりました。
今回は、その1として、今年特に良く咲いたイングリッシュローズ(ER)をまとめてみました。(今回の紹介するバラはすべて鉢植えです。)
☆ オリビア・ローズ・オースチン
デビッド・オースチン社(DA社)の「バラのハンドブック日本語版第7版」の表紙を飾っているバラで、2014年度の新品種です。耐病性に優れ、四季咲き、強香・強健品種でDA社の自信作となっているバラです。
オリビア・ローズ・オースチンの花のアップ以下2枚
一昨年の11月に、新潟のイングリッシュローズ専門店「小さな森」からネットで裸苗を購入したものです。昨年は5,6,8月のそれぞれで2,3輪以下しか咲かず、秋は全く咲かないでぐんぐん大きくなっていました。耐病性は確かに優れており、黒点病やうどん粉病はほとんど無縁。
今年は、他のバラに先駆けて一番に大きな蕾がたくさん出てきて真っ先に満開になり、優しい淡いピンクの綺麗な花と芳香を楽しむことができました。
今年は、二番花、三番花、秋の花にも期待です。
オリビア・ローズ・オースチン(5月5日)
同上 (5月14日:終盤になって花が重いせいか、花はうなだれてしまいました。支柱を立てればよかったな~。)
☆ ガートルード・ジェキル
ERの中でも屈指の強香品種。つるバラとしても可。
ガートルード・ジェキルの花のアップ以下2枚
一昨年5月に埼玉県杉戸町の「バラの家」にて大苗を購入したものです。つるばらとして160cmのオベリスクに誘引しており、昨年の5月には驚くほど沢山の花を付けて、今年も昨年以上に爆発的開花!
10号ロゼアスクウェアポットに植えており移動できるので、昨年から開花期には、玄関横に置いてウェルカムローズにしています。
ウェルカムローズのガートルード・ジェキル(5月14日:7~8分咲き)
辺りに漂う芳香もあり、綺麗なピンクの花がいっぱい咲いて近所の方からも大好評。
秋には少ししか咲かないのが残念ですが、現在のところ、花色と花容、芳香で一番好きなバラになっています。
☆ ダーシー・バッセル
ダーシー・バッセルの花のアップ以下2枚
(実際の花色はもう少し黒味がかった赤です。)
一昨年6月に、「バラの家」にて大苗を購入したもの。
購入時にムンステッド・ウッドと比較して、クリムゾンの花びらの中に黄色の蕊が見えるのが気に入ってこちらを購入したもの。フルーティーな香りもあり、昨年は秋まで連続して、2~-5輪の花を付けていました。枝もしっかりしており、花がうなだれて咲くことはなく、形よく縦と横に広がって耐病生もあり、育てやすい品種です。中香。
ダーシー・バッセル(5月15日)
☆ クイーン・オブ・スウェーデン
枝はまっすぐ上に伸びて、花はいつも上を向いて咲きます。中香。
クイーン・オブ・スウェーデンの花のアップ以下2枚
一昨年5月に、近所のERをたくさん育てておられる方から頂いたものです。2年でこんなに大きくなりました。
昨年は、5月以外は殆んど咲かず、シュートが数本出てきて大きく伸びていました。
花色と花容が好きで香も良くて開花が楽しみなのですが、開花して数日でばっさりと散ってしまうのが残念。
クイーン・オブ・スウェーデン(5月19日)
☆ セプタード・アイル
強香で、ERの中でも代表的なミルラ香の花。
昨年の12月に、「小さな森」からネットで裸苗を購入したもの。半年でもう可愛らしい花を7輪も付けました。
セプタード・アイルの花のアップ以下2枚
☆ メイド・マリオン
美しいピンクの花容と香の良さが気にいって、一昨年6月に「バラの家」にて、ダーシー・バッセルと同時に大苗を購入したもの。
メイド・マリオンの花のアップ以下2枚
昨年は5~7月までは数輪ポツリポツリと咲いており、秋は全く咲かなかったものです。うどん粉病にはやや弱いかも。
今年は昨年と打って変わって5月24日には14輪の大きな花を付けました(やや遅咲きか)。
メイド・マリオン(5月24日)
☆ プリンセス・アレキサンドラ・オブ・ケント
四季咲き性で強香。
一昨年の11月に、オリビア・ローズ・オースチンと同時に「小さな森」から裸苗を購入したもの。
昨年は、香りの良い大輪の花が秋まで数輪ずつ咲きました。
花弁数の多いローズピンクの大輪の花は豪華です。このバラもウェルカムローズにしたいバラです。
プリンセス・アレキサンドラ・オブ・ケント(5月24日)
最後に、今年綺麗に咲いた早咲きのラベンダーと後方にバラ。
早咲きのラベンダーとバラ
(後方のバラは、左から、ウイリアムシェークスピア2000、マーガレットメリル、ローズポンパドール、ピンクフレンチレース、プリンセスアレキサンドラオブケント)
バラ栽培を始めた頃の記事です。
2014年6月
http://vert-yama.blog.so-net.ne.jp/2014-06-09
2013年5月
http://vert-yama.blog.so-net.ne.jp/2013-05-20
今年は株が大きくなってほとんどすべてのバラが綺麗に咲いて、華やかな庭の風景となりました。
今回は、その1として、今年特に良く咲いたイングリッシュローズ(ER)をまとめてみました。(今回の紹介するバラはすべて鉢植えです。)
☆ オリビア・ローズ・オースチン
デビッド・オースチン社(DA社)の「バラのハンドブック日本語版第7版」の表紙を飾っているバラで、2014年度の新品種です。耐病性に優れ、四季咲き、強香・強健品種でDA社の自信作となっているバラです。
オリビア・ローズ・オースチンの花のアップ以下2枚
一昨年の11月に、新潟のイングリッシュローズ専門店「小さな森」からネットで裸苗を購入したものです。昨年は5,6,8月のそれぞれで2,3輪以下しか咲かず、秋は全く咲かないでぐんぐん大きくなっていました。耐病性は確かに優れており、黒点病やうどん粉病はほとんど無縁。
今年は、他のバラに先駆けて一番に大きな蕾がたくさん出てきて真っ先に満開になり、優しい淡いピンクの綺麗な花と芳香を楽しむことができました。
今年は、二番花、三番花、秋の花にも期待です。
オリビア・ローズ・オースチン(5月5日)
同上 (5月14日:終盤になって花が重いせいか、花はうなだれてしまいました。支柱を立てればよかったな~。)
☆ ガートルード・ジェキル
ERの中でも屈指の強香品種。つるバラとしても可。
ガートルード・ジェキルの花のアップ以下2枚
一昨年5月に埼玉県杉戸町の「バラの家」にて大苗を購入したものです。つるばらとして160cmのオベリスクに誘引しており、昨年の5月には驚くほど沢山の花を付けて、今年も昨年以上に爆発的開花!
10号ロゼアスクウェアポットに植えており移動できるので、昨年から開花期には、玄関横に置いてウェルカムローズにしています。
ウェルカムローズのガートルード・ジェキル(5月14日:7~8分咲き)
辺りに漂う芳香もあり、綺麗なピンクの花がいっぱい咲いて近所の方からも大好評。
秋には少ししか咲かないのが残念ですが、現在のところ、花色と花容、芳香で一番好きなバラになっています。
☆ ダーシー・バッセル
ダーシー・バッセルの花のアップ以下2枚
(実際の花色はもう少し黒味がかった赤です。)
一昨年6月に、「バラの家」にて大苗を購入したもの。
購入時にムンステッド・ウッドと比較して、クリムゾンの花びらの中に黄色の蕊が見えるのが気に入ってこちらを購入したもの。フルーティーな香りもあり、昨年は秋まで連続して、2~-5輪の花を付けていました。枝もしっかりしており、花がうなだれて咲くことはなく、形よく縦と横に広がって耐病生もあり、育てやすい品種です。中香。
ダーシー・バッセル(5月15日)
☆ クイーン・オブ・スウェーデン
枝はまっすぐ上に伸びて、花はいつも上を向いて咲きます。中香。
クイーン・オブ・スウェーデンの花のアップ以下2枚
一昨年5月に、近所のERをたくさん育てておられる方から頂いたものです。2年でこんなに大きくなりました。
昨年は、5月以外は殆んど咲かず、シュートが数本出てきて大きく伸びていました。
花色と花容が好きで香も良くて開花が楽しみなのですが、開花して数日でばっさりと散ってしまうのが残念。
クイーン・オブ・スウェーデン(5月19日)
☆ セプタード・アイル
強香で、ERの中でも代表的なミルラ香の花。
昨年の12月に、「小さな森」からネットで裸苗を購入したもの。半年でもう可愛らしい花を7輪も付けました。
セプタード・アイルの花のアップ以下2枚
☆ メイド・マリオン
美しいピンクの花容と香の良さが気にいって、一昨年6月に「バラの家」にて、ダーシー・バッセルと同時に大苗を購入したもの。
メイド・マリオンの花のアップ以下2枚
昨年は5~7月までは数輪ポツリポツリと咲いており、秋は全く咲かなかったものです。うどん粉病にはやや弱いかも。
今年は昨年と打って変わって5月24日には14輪の大きな花を付けました(やや遅咲きか)。
メイド・マリオン(5月24日)
☆ プリンセス・アレキサンドラ・オブ・ケント
四季咲き性で強香。
一昨年の11月に、オリビア・ローズ・オースチンと同時に「小さな森」から裸苗を購入したもの。
昨年は、香りの良い大輪の花が秋まで数輪ずつ咲きました。
花弁数の多いローズピンクの大輪の花は豪華です。このバラもウェルカムローズにしたいバラです。
プリンセス・アレキサンドラ・オブ・ケント(5月24日)
最後に、今年綺麗に咲いた早咲きのラベンダーと後方にバラ。
早咲きのラベンダーとバラ
(後方のバラは、左から、ウイリアムシェークスピア2000、マーガレットメリル、ローズポンパドール、ピンクフレンチレース、プリンセスアレキサンドラオブケント)
バラ栽培を始めた頃の記事です。
2014年6月
http://vert-yama.blog.so-net.ne.jp/2014-06-09
2013年5月
http://vert-yama.blog.so-net.ne.jp/2013-05-20
高原山(大入道・剣ヶ峰・ミツモチ)・・・シロヤシオの開花はまだわずか [山歩き]
2017年5月20日(土)快晴
高原山
大入道(おおにゅうどう;1402m):栃木県矢板市
剣ヶ峰(けんがみね;1540m):栃木県矢板市・塩谷町
ミツモチ(1248m):栃木県矢板市
月末の休日は、予定があって山に行けないので、少し早いかとは思ったものの、少しくらいは咲いているものもあるだろうと考えて、高原山にシロヤシオを見に出かけました。
ミツモチ山頂下のシロヤシオ
歩いたコースと時間
大間々台駐車場(7:35)→小間々台(8:00-05)→大入道(9:15-20)→剣ヶ峰(10:35-40))→八海山神社(11:10-30)→見晴コース→ミツモチ分岐(11:50)→青空コース→ミツモチ(12:30-45)→やしおコース→大間々台駐車場(13:45)
7:15に大間々台駐車場に到着すると既に駐車場はいっぱいで駐車スペースがなく、駐車場の端の空きスペースに駐車しました。
大間々台から小間々台まで下って、大入道から剣ヶ峰を通って釈迦ヶ岳に行き、帰りは剣ヶ峰から見晴コースを下って大間々台に戻ってくるルートを歩く予定。
駐車場奥から小間々台に下る最初のウッドデッキの道から正面(北方向)には、日留賀岳・長者岳・大佐飛山・黒滝山の山並み、その右奥にはぼんやりと那須岳。
周囲のレンゲツツジは、全く葉も出ていない状態。
小間々台へのスタート
小間々台まで緩やかな歩きやすい道を下って駐車場の近くまで来ると、トウゴクミツバツツジ「小間々の女王」の案内板があり、ネットで満開の花を大きな木いっぱいに付けた写真を見たことがあったので、駐車場から少し歩いて行ってみました。
大きな木ですが、今年は花付がかなり悪く、大きく広がった枝の下の方と上の方のわずかな部分にしか花や蕾が付いていないようです。
例年5月20~25日に満開になるようですが、この時期に蕾もないので今年は残念ながら一面鮮やかな花を付けた「小間々の女王」は見られませんね。
(小間々台の近辺のヤマツツジもまだ蕾でした。)
小間々の女王
(写真中央と右上に花と蕾がある部分)
上の写真の中央やや下(下の枝)の花のアップ
駐車場方向に少し戻って、大入道への案内板に従って歩き途中沢を2回渡って緩やかな道を登って行きます。
笹の刈込をされた歩きやすい道
新緑のカエデの葉
標高1250m付近からの急登部はジグザグの道となり、休憩しながらゆっくり登って大入道に到着。
大入道
大入道からシロヤシオを期待してアップダウンの稜線を進みます。
剣ヶ峰までの稜線にシロヤシオが多く、群生も見られるようですが、シロヤシオの木はよく見かけるものの、ほとんど葉が出ていないか出始めの状態で木には緑がない状態です。
シロヤシオの花はどこ? 五葉の葉はどこ?、といった感じです。
よく見ると葉と花芽がありそうな木もありますが、シロヤシオの木の全体の本数からすると僅かなようです。
稜線の道
シロヤシオは全く咲いていませんが、オオカメノキの白い花はあちこちに見られ満開のようでした。
オオカメノキと前黒山方向
稜線の途中で、前をゆっくり歩いていた、70歳台後半くらいの男性と話をすると、例年は6月1日頃が見頃だが、今年は花がなさそうだとのこと。4年周期で良く咲いており、昨年が綺麗だったので、今年は期待できないとか。
また、標高の低いミツモチなら咲いている木もあるのではとのこと。
花のない稜線を歩いて、剣ヶ峰へ。
剣ヶ峰
剣ヶ峰で休憩しながら考え、このまま釈迦ヶ岳まで行ってもシロヤシオは見られないので、予定を変更してミツモチに行くことにしました。釈迦ヶ岳に登ってからミツモチに行くことも考えましたが、最近は登りが苦しくなってペースが遅くなっているため、帰りが遅くなりそうなので、釈迦ヶ岳は断念。
剣ヶ峰から矢板市最高点への登りでは、右手に遠く残雪で白く輝く会津駒ヶ岳から北に連なる稜線が綺麗に見えていました。
会津駒ヶ岳から北に連なる山々
さらにその左には帝釈山と田代山。
帝釈山と田代山(アップで)
立ち止まって残雪の山を眺めながら、矢板市最高点から八海山神社へ。
八海山神社
八海山神社で周囲の展望を見ながら昼食のあとミツモチへ。
好展望の八海山神社からの下り(見晴コース)
ミツモチへの分岐
分岐から山道を少し下るとやや広い砂利道となり、砂利道を歩いてミツモチへ。
途中で、咲き残っていたアカヤシオや僅かに咲いているシロヤシオを見ることができました。
咲き残っていたアカヤシオ
僅かに咲いていたシロヤシオ
ミツモチ山頂下休憩所
(写真中央右の赤いザックの人の右に下の写真のシロヤシオあり。)
休憩所前のシロヤシオ(この日一番咲いていたシロヤシオの木)
同上 花のアップ → 一枚目の写真
山頂展望台下で咲いていたミツバツツジ(花は少ない)
山頂の展望台で休憩の後、やしおコースを歩いて大間々台へ。途中ツツジ類の花はあまり見かけませんでしたが、シロヤシオの蕾が付いた木がちらほら。
アカヤシオの群生地では、数輪の花が残った木が見られました。
蕾の付いたシロヤシオの木
五葉の葉のみの木
大間々台駐車場上のやしおコースへの分岐
時期が早かったせいか、シロヤシオは僅かで、ヤマツツジもヤシオツツジもほとんど咲いておらず。今年はシロヤシオの花付きもあまり良くないようですが、蕾を持った木もあるのでもう少しするとあちこちで花が見られそうですね。
大間々台の駐車場までは、我が家から約78km、車で高速を通らないで2時間弱でした。
比較的近いので、来年以降に満開のタイミングを狙ってまた来てみたいものです。
高原山
大入道(おおにゅうどう;1402m):栃木県矢板市
剣ヶ峰(けんがみね;1540m):栃木県矢板市・塩谷町
ミツモチ(1248m):栃木県矢板市
月末の休日は、予定があって山に行けないので、少し早いかとは思ったものの、少しくらいは咲いているものもあるだろうと考えて、高原山にシロヤシオを見に出かけました。
ミツモチ山頂下のシロヤシオ
歩いたコースと時間
大間々台駐車場(7:35)→小間々台(8:00-05)→大入道(9:15-20)→剣ヶ峰(10:35-40))→八海山神社(11:10-30)→見晴コース→ミツモチ分岐(11:50)→青空コース→ミツモチ(12:30-45)→やしおコース→大間々台駐車場(13:45)
7:15に大間々台駐車場に到着すると既に駐車場はいっぱいで駐車スペースがなく、駐車場の端の空きスペースに駐車しました。
大間々台から小間々台まで下って、大入道から剣ヶ峰を通って釈迦ヶ岳に行き、帰りは剣ヶ峰から見晴コースを下って大間々台に戻ってくるルートを歩く予定。
駐車場奥から小間々台に下る最初のウッドデッキの道から正面(北方向)には、日留賀岳・長者岳・大佐飛山・黒滝山の山並み、その右奥にはぼんやりと那須岳。
周囲のレンゲツツジは、全く葉も出ていない状態。
小間々台へのスタート
小間々台まで緩やかな歩きやすい道を下って駐車場の近くまで来ると、トウゴクミツバツツジ「小間々の女王」の案内板があり、ネットで満開の花を大きな木いっぱいに付けた写真を見たことがあったので、駐車場から少し歩いて行ってみました。
大きな木ですが、今年は花付がかなり悪く、大きく広がった枝の下の方と上の方のわずかな部分にしか花や蕾が付いていないようです。
例年5月20~25日に満開になるようですが、この時期に蕾もないので今年は残念ながら一面鮮やかな花を付けた「小間々の女王」は見られませんね。
(小間々台の近辺のヤマツツジもまだ蕾でした。)
小間々の女王
(写真中央と右上に花と蕾がある部分)
上の写真の中央やや下(下の枝)の花のアップ
駐車場方向に少し戻って、大入道への案内板に従って歩き途中沢を2回渡って緩やかな道を登って行きます。
笹の刈込をされた歩きやすい道
新緑のカエデの葉
標高1250m付近からの急登部はジグザグの道となり、休憩しながらゆっくり登って大入道に到着。
大入道
大入道からシロヤシオを期待してアップダウンの稜線を進みます。
剣ヶ峰までの稜線にシロヤシオが多く、群生も見られるようですが、シロヤシオの木はよく見かけるものの、ほとんど葉が出ていないか出始めの状態で木には緑がない状態です。
シロヤシオの花はどこ? 五葉の葉はどこ?、といった感じです。
よく見ると葉と花芽がありそうな木もありますが、シロヤシオの木の全体の本数からすると僅かなようです。
稜線の道
シロヤシオは全く咲いていませんが、オオカメノキの白い花はあちこちに見られ満開のようでした。
オオカメノキと前黒山方向
稜線の途中で、前をゆっくり歩いていた、70歳台後半くらいの男性と話をすると、例年は6月1日頃が見頃だが、今年は花がなさそうだとのこと。4年周期で良く咲いており、昨年が綺麗だったので、今年は期待できないとか。
また、標高の低いミツモチなら咲いている木もあるのではとのこと。
花のない稜線を歩いて、剣ヶ峰へ。
剣ヶ峰
剣ヶ峰で休憩しながら考え、このまま釈迦ヶ岳まで行ってもシロヤシオは見られないので、予定を変更してミツモチに行くことにしました。釈迦ヶ岳に登ってからミツモチに行くことも考えましたが、最近は登りが苦しくなってペースが遅くなっているため、帰りが遅くなりそうなので、釈迦ヶ岳は断念。
剣ヶ峰から矢板市最高点への登りでは、右手に遠く残雪で白く輝く会津駒ヶ岳から北に連なる稜線が綺麗に見えていました。
会津駒ヶ岳から北に連なる山々
さらにその左には帝釈山と田代山。
帝釈山と田代山(アップで)
立ち止まって残雪の山を眺めながら、矢板市最高点から八海山神社へ。
八海山神社
八海山神社で周囲の展望を見ながら昼食のあとミツモチへ。
好展望の八海山神社からの下り(見晴コース)
ミツモチへの分岐
分岐から山道を少し下るとやや広い砂利道となり、砂利道を歩いてミツモチへ。
途中で、咲き残っていたアカヤシオや僅かに咲いているシロヤシオを見ることができました。
咲き残っていたアカヤシオ
僅かに咲いていたシロヤシオ
ミツモチ山頂下休憩所
(写真中央右の赤いザックの人の右に下の写真のシロヤシオあり。)
休憩所前のシロヤシオ(この日一番咲いていたシロヤシオの木)
同上 花のアップ → 一枚目の写真
山頂展望台下で咲いていたミツバツツジ(花は少ない)
山頂の展望台で休憩の後、やしおコースを歩いて大間々台へ。途中ツツジ類の花はあまり見かけませんでしたが、シロヤシオの蕾が付いた木がちらほら。
アカヤシオの群生地では、数輪の花が残った木が見られました。
蕾の付いたシロヤシオの木
五葉の葉のみの木
大間々台駐車場上のやしおコースへの分岐
時期が早かったせいか、シロヤシオは僅かで、ヤマツツジもヤシオツツジもほとんど咲いておらず。今年はシロヤシオの花付きもあまり良くないようですが、蕾を持った木もあるのでもう少しするとあちこちで花が見られそうですね。
大間々台の駐車場までは、我が家から約78km、車で高速を通らないで2時間弱でした。
比較的近いので、来年以降に満開のタイミングを狙ってまた来てみたいものです。
古賀志山・・・イワカガミの群生とモアイ像を見るルートを歩く [山歩き]
2017年5月5日(金):晴れ
古賀志山(こがしやま;582.8m):栃木県宇都宮市 【日本百低山】
坂戸山登山のあと持病の腰痛が出て、例年行っているゴールデンウイークの残雪の山歩きができず。
山に行けなかったので、5月2日と3日は妻の実家の田植えの手伝いでした。
5月2日は素晴らしい快晴の日で、田圃からは、真っ白な残雪の日光白根山がずっと綺麗に見えていました。
3日は古賀志山とその奥に高原山が見える田圃で山を見ながらの手伝い。
5日には腰の調子も良くなったようなので、3日に見ていた古賀志山に行ってみることにしました。
古賀志山は家から約35km、車で1時間弱。歩くコースもいろいろあるので、思い立ったら比較的気軽に行ける山となっています。
赤川ダムより古賀志山(一番左のピークが山頂。中央から右は中尾根の稜線。)
今回は、北コース入口の少し先から右に入り中尾根に至るル-トを登り、中尾根から北コースの広場に下りて、広場の少し上から左の緩やかな尾根に移り、ここを登って山頂下の富士見峠分岐に出て山頂へ。
下りは、御岳山への稜線の途中から南に下って岩下道に出るルートで、途中に対面岩(通称モアイ像)を見、ヒカリゴケの岩穴を見て、南コースを下るルートです。
歩いたコースと時間
森林公園駐車場(11:00)→北コース入口→中尾根二一二標石(12:26-40)→中尾根北コース広場への分岐(13:00)→北コース広場(13:08-20)→古賀志山(14:00-10)→岩下道(14:50)→(南コース)→森林公園駐車場(15:45)
北コース入口の少し先から右に折れて中尾根へ。
中尾根への踏み跡
少し登ると長い鎖の付けられた最初の岩場がでてきました。岩の表面の凹凸が小さい所もあり、慎重に登ります。
最初の岩場
最初の岩場を登ってしばらく進むと次の岩場が出てきました。こちらの方は岩の凹凸が大きいので比較的登りやすいです。
次の岩場
稜線を進み軍艦岩からさらに先へ。
軍艦岩
稜線に咲くヤマツツジ
赤に塗られて「二一二」と縦に彫られた石標がある所に来ると、左に下りるトレースがあり、北コースに下りるようなので下ってみました。すると南東方向への下りとなり、先の踏み跡が分かりにくい崖の上に出たので引き返して稜線を直進することにしました。
稜線に戻って、以前右も左も下ったことのある分岐から北コースに下りました。
「二一二」石標
北コース広場(左へ)と559mピーク方面(右へ)の分岐
北コースの広場
広場からは北コースを少し登ってすぐ左の尾根に移ります。以前下ったことがあるこの尾根筋への道が良く分からなかったので、適当に左方向に行って尾根に取りつきました。
踏み跡のある緩やかな尾根を登ると、左右に大きな倒木が1本ずつあり、その倒木の間を通ると、すぐ上からヤマツツジが多くなってきました。ミツバツツジが咲き残っているものもあり、ピンクとオレンジのコラボも。
左右に大きな倒木
ミツバツツジとヤマツツジ
だんだん傾斜が急になってきてイワカガミが踏み跡の左右に見られるようになり、目の前に大岩の重なる崖のような所に出て、踏み跡を辿って大岩の間を、木を掴みながら(前回ロープが付けられていた箇所は、今回はロープがなくなっていました)慎重に登ると、周囲にはイワカガミの群生があちこちに。
安全な場所でイワカガミの写真を撮り、さらに登ると平坦な道となり、すぐに富士見峠への分岐となりました。
イワカガミ
大岩の重なる急斜面
イワカガミの群生
富士見峠への分岐
(正面奥やや左方向が登ってきた道。正面奥右方向は東稜見晴へ。手前が山頂方向。左が富士見峠方向。)
この分岐からすぐに古賀志山山頂となり、今回は御嶽山には行かないで御嶽山の手前から南に下って、モアイ像(対面岩)を見るルートを下ります。
今日は子供の日で、展望箇所の右手の木に鯉のぼりが付けられていました。
古賀志山 山頂
山頂のからの眺めと鯉のぼり
岩下道への下りの案内板
案内板から南の方向へ進みますが、踏み跡がいくつもあってどの道を行けばいいのか良く分かりませんが(猪落のルートは2回登ったことがあります。)、大体の見当で下っていくと、崖縁の狭い道にロープが付いた場所に出て、これを下って行くとすぐにまたロープの付いた急斜面となり、眼を上げると正面にモアイ像が見えていました。
ロープが付いた崖縁の狭い道
モアイ像(対面岩)
足元の安定した場所で写真を撮り、さらに3か所の鎖場を降りて岩下道のすぐ上に出ると、大きな岩の割れ目の下にある三角の空洞部にヒカリゴケが見られました。
鎖場
ヒカリゴケ
昨年12月にモアイ像を見たくてこのルートの登り口から登ろうとして、「落石のおそれがあるので入山しないで 土地所有者」との掲示を見て、登らないで、猪落ルートを登ったのですが、今回初めてこのルートを下って、モアイ像とヒカリゴケを見ることができました。
以前、山頂付近で単独の中年の女性から、『「モアイ像」はどこにあるのですか。』と聞かれたことがあり、分かりませんと答えましたが、やっとモアイ像が見られるルートを説明できるようになりました。
このあと岩下道から南コースを下って、森林公園駐車場へ。
古賀志山は踏み跡が縦横無尽にあって、案内標識も少ないので何回か歩かないとなかなか思い通りのルートを歩けませんね。それにうっかり分からないルートに入ると、危険な岩場ルートだったりして無理に進むと事故につながりますね。
GPSを持っていないので、歩いた軌跡が明確には分からないのですが、今回歩いたルートをネットで入手した、「古賀志山・鞍掛山周辺ネット・トレイル」の古賀志山付近のマップに赤字で記入してみました。
今回歩いたルート
2016年6月の古賀志山登山の記事
http://vert-yama.blog.so-net.ne.jp/2016-06-11
古賀志山(こがしやま;582.8m):栃木県宇都宮市 【日本百低山】
坂戸山登山のあと持病の腰痛が出て、例年行っているゴールデンウイークの残雪の山歩きができず。
山に行けなかったので、5月2日と3日は妻の実家の田植えの手伝いでした。
5月2日は素晴らしい快晴の日で、田圃からは、真っ白な残雪の日光白根山がずっと綺麗に見えていました。
3日は古賀志山とその奥に高原山が見える田圃で山を見ながらの手伝い。
5日には腰の調子も良くなったようなので、3日に見ていた古賀志山に行ってみることにしました。
古賀志山は家から約35km、車で1時間弱。歩くコースもいろいろあるので、思い立ったら比較的気軽に行ける山となっています。
赤川ダムより古賀志山(一番左のピークが山頂。中央から右は中尾根の稜線。)
今回は、北コース入口の少し先から右に入り中尾根に至るル-トを登り、中尾根から北コースの広場に下りて、広場の少し上から左の緩やかな尾根に移り、ここを登って山頂下の富士見峠分岐に出て山頂へ。
下りは、御岳山への稜線の途中から南に下って岩下道に出るルートで、途中に対面岩(通称モアイ像)を見、ヒカリゴケの岩穴を見て、南コースを下るルートです。
歩いたコースと時間
森林公園駐車場(11:00)→北コース入口→中尾根二一二標石(12:26-40)→中尾根北コース広場への分岐(13:00)→北コース広場(13:08-20)→古賀志山(14:00-10)→岩下道(14:50)→(南コース)→森林公園駐車場(15:45)
北コース入口の少し先から右に折れて中尾根へ。
中尾根への踏み跡
少し登ると長い鎖の付けられた最初の岩場がでてきました。岩の表面の凹凸が小さい所もあり、慎重に登ります。
最初の岩場
最初の岩場を登ってしばらく進むと次の岩場が出てきました。こちらの方は岩の凹凸が大きいので比較的登りやすいです。
次の岩場
稜線を進み軍艦岩からさらに先へ。
軍艦岩
稜線に咲くヤマツツジ
赤に塗られて「二一二」と縦に彫られた石標がある所に来ると、左に下りるトレースがあり、北コースに下りるようなので下ってみました。すると南東方向への下りとなり、先の踏み跡が分かりにくい崖の上に出たので引き返して稜線を直進することにしました。
稜線に戻って、以前右も左も下ったことのある分岐から北コースに下りました。
「二一二」石標
北コース広場(左へ)と559mピーク方面(右へ)の分岐
北コースの広場
広場からは北コースを少し登ってすぐ左の尾根に移ります。以前下ったことがあるこの尾根筋への道が良く分からなかったので、適当に左方向に行って尾根に取りつきました。
踏み跡のある緩やかな尾根を登ると、左右に大きな倒木が1本ずつあり、その倒木の間を通ると、すぐ上からヤマツツジが多くなってきました。ミツバツツジが咲き残っているものもあり、ピンクとオレンジのコラボも。
左右に大きな倒木
ミツバツツジとヤマツツジ
だんだん傾斜が急になってきてイワカガミが踏み跡の左右に見られるようになり、目の前に大岩の重なる崖のような所に出て、踏み跡を辿って大岩の間を、木を掴みながら(前回ロープが付けられていた箇所は、今回はロープがなくなっていました)慎重に登ると、周囲にはイワカガミの群生があちこちに。
安全な場所でイワカガミの写真を撮り、さらに登ると平坦な道となり、すぐに富士見峠への分岐となりました。
イワカガミ
大岩の重なる急斜面
イワカガミの群生
富士見峠への分岐
(正面奥やや左方向が登ってきた道。正面奥右方向は東稜見晴へ。手前が山頂方向。左が富士見峠方向。)
この分岐からすぐに古賀志山山頂となり、今回は御嶽山には行かないで御嶽山の手前から南に下って、モアイ像(対面岩)を見るルートを下ります。
今日は子供の日で、展望箇所の右手の木に鯉のぼりが付けられていました。
古賀志山 山頂
山頂のからの眺めと鯉のぼり
岩下道への下りの案内板
案内板から南の方向へ進みますが、踏み跡がいくつもあってどの道を行けばいいのか良く分かりませんが(猪落のルートは2回登ったことがあります。)、大体の見当で下っていくと、崖縁の狭い道にロープが付いた場所に出て、これを下って行くとすぐにまたロープの付いた急斜面となり、眼を上げると正面にモアイ像が見えていました。
ロープが付いた崖縁の狭い道
モアイ像(対面岩)
足元の安定した場所で写真を撮り、さらに3か所の鎖場を降りて岩下道のすぐ上に出ると、大きな岩の割れ目の下にある三角の空洞部にヒカリゴケが見られました。
鎖場
ヒカリゴケ
昨年12月にモアイ像を見たくてこのルートの登り口から登ろうとして、「落石のおそれがあるので入山しないで 土地所有者」との掲示を見て、登らないで、猪落ルートを登ったのですが、今回初めてこのルートを下って、モアイ像とヒカリゴケを見ることができました。
以前、山頂付近で単独の中年の女性から、『「モアイ像」はどこにあるのですか。』と聞かれたことがあり、分かりませんと答えましたが、やっとモアイ像が見られるルートを説明できるようになりました。
このあと岩下道から南コースを下って、森林公園駐車場へ。
古賀志山は踏み跡が縦横無尽にあって、案内標識も少ないので何回か歩かないとなかなか思い通りのルートを歩けませんね。それにうっかり分からないルートに入ると、危険な岩場ルートだったりして無理に進むと事故につながりますね。
GPSを持っていないので、歩いた軌跡が明確には分からないのですが、今回歩いたルートをネットで入手した、「古賀志山・鞍掛山周辺ネット・トレイル」の古賀志山付近のマップに赤字で記入してみました。
今回歩いたルート
2016年6月の古賀志山登山の記事
http://vert-yama.blog.so-net.ne.jp/2016-06-11
坂戸山からの展望図と展望 [山岳展望 坂戸山]
前回の記事の坂戸山からの展望が素晴らしかったので、カシミール3Dで作成した展望図と当日撮影した写真の紹介です。
雲のない日の山頂からの展望は素晴らしいでしょうね。
北東~東(八海山、中ノ岳)
東~南東(丹後山、本谷山、牛ヶ岳)
南東~南(巻機山、谷川岳、平標山)
南西(飯士山、苗場山)
西(妙高山)
北西(佐渡の山も薄っすらと!)
北~北西(六万騎山、守門岳)
守門岳のアップ
以下、2017/4/27に撮影した写真です。
八海山と中ノ岳
金城山(左奥の巻機山ははっきり見えていないようです。)
谷川岳と中央右奥に薄っすらと万太郎山の尖峰
平標山から苗場山(中央に飯士山)
平標山のアップ(左に仙ノ倉山)
苗場山
六万騎山と守門岳
同上ややアップ(赤矢印が六万騎山)
守門岳のアップ
雲のない日の山頂からの展望は素晴らしいでしょうね。
北東~東(八海山、中ノ岳)
東~南東(丹後山、本谷山、牛ヶ岳)
南東~南(巻機山、谷川岳、平標山)
南西(飯士山、苗場山)
西(妙高山)
北西(佐渡の山も薄っすらと!)
北~北西(六万騎山、守門岳)
守門岳のアップ
以下、2017/4/27に撮影した写真です。
八海山と中ノ岳
金城山(左奥の巻機山ははっきり見えていないようです。)
谷川岳と中央右奥に薄っすらと万太郎山の尖峰
平標山から苗場山(中央に飯士山)
平標山のアップ(左に仙ノ倉山)
苗場山
六万騎山と守門岳
同上ややアップ(赤矢印が六万騎山)
守門岳のアップ
六万騎山・坂戸山・・・カタクリの大群生、登山道横にずっと続くイカリソウとイワウチワ、山頂の素晴らしい展望 [山歩き]
2017年4月27日(木)曇りのち晴れ
六万騎山(ろくまんぎやま、321m):新潟県南魚沼市
坂戸山(さかどやま、634m):同上
4月下旬の山行記録です。
所属する会の山行で、南魚沼市の花の名山、六万騎山と坂戸山を歩いてきました。
いつもブログを拝見している方々の記事で早春の素晴らしい花の山である、六万騎山と坂戸山の記事を数年前からよく拝見しており、行ってみたい山になっていました。今年の会山行に入れてもらったので、非常に楽しみにしていた山でした。
歩いたコースと時間
六万騎山
地蔵尊下登山口(9:15)→六万騎山(9:55-10:05)→庚申塔(9:45-55)→地蔵尊下登山口(10:35)
坂戸山(登り:城坂コース、下り:薬師尾根コース)
ディスポート南魚沼駐車場(11:00)→坂戸城跡下駐車場(11:10)→一本杉(11:35)→坂戸山(12:45-13:20) → ディスポート南魚沼駐車場(14:35)
貸切バスでまずは、北側の六万騎山へ。
六万騎山トレッキングマップ(六日町カタクリ保存会かたくりマップより)
登山口駐車場(左上に地蔵尊)
登山口駐車場の案内板
登り始めるとすぐに登山道横にヒメアオキの花と濃いピンクのトキワイカリソウが眼に付き、トキワイカリソウがだんだん多くなりました。
少し登るとカタクリの群生地となりますが、花は全く終わった状態。さらに登るとカタクリの花が付いているものが多くなり、点在するやや広い平坦地(昔の城郭部)にはカタクリの大群生が見られ、朝方の曇りからだんだん陽が当たるようになり、花びらが開いてきています。
やや広い平坦地のカタクリの群生
カタクリの大群生と桜
開き始めたカタクリ
どこまでも続くカタクリの花に驚き、花を楽しみながらゆっくり歩いて山頂に到着。
山頂からは南側の金城山、坂戸山と遠くに苗場山方向が見えていました。
山頂から南方向の眺め
下りでは、登山道横にずっとトキワイカリソウの群生が続き、ユキツバキの真っ赤な花や、
タムシバの白い花も多く見られました。所々では、イワウチワの小群落があり、綺麗に咲いていました。
登山道横に続くトキワイカリソウ
同上
ヒメアオキ ユキツバキ
トキワイカリソウ ミチノクエンゴサク
下りの途中で、メンバーの中で野鳥の好きな人が、鳴き声がする方向を見てオオルリ発見。なかなか逃げて行かなかったので写真撮影に成功。
近くで鳴いていたオオルリ
カタクリやイカリソウの大群生を堪能して、南側の庚申塔近くの登山口から出発地点まで戻りました。ゆっくり歩き休憩時間も含んで1時間20分での周回でした。(標高差は約180m)
南側の庚申塔近くの登山口
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
次は坂戸山です。
坂戸山までは7、8kmくらいなので、バスで10分程。
六万騎山トレッキングマップ(六日町カタクリ保存会かたくりマップより)
国道291号沿いのディスポート南魚沼(南魚沼市のスポーツ施設)の北側駐車場でバスを降り、ここから登山開始です。駐車場からは、正面に沢の一部に残雪の残る坂戸山が見え、マップを参考にしてみると、これから歩く城坂コースと薬師尾根コースが見え、あのルートを歩くのだなと目で辿っていくことができました。
正面に坂戸山
春のいろんな花木が咲く住宅地を歩いて、坂戸城跡下の駐車場を過ぎ家臣屋敷跡へ。
家臣屋敷跡の広い平地は一面カタクリの大群生地。道路脇にはミチノクエンゴサクやエゾエンゴサクもちらほら。
家臣屋敷跡の大群生地
同上 花が多そうな所のアップ
坂戸城跡、上杉景勝・直江兼続生誕之地の石碑、御館跡を過ぎ、左に曲がって途中から一本杉に真っ直ぐ向かう緩やかな道を行きます。
坂戸城跡
登山道の両側はカタクリの大群生。キクザキイチゲも混じっていますが、花が開いていないものが多かったです。
一本杉に向かう道と周囲のカタクリの大群生
カタクリとキクザキイチゲ
一本杉(左)と六日町市街地の眺め
一本杉の上からはやや急な登りとなり、砂防堰堤の上では雪渓の横を通り、カタクリを見ながら、振り返って下の六日町盆地の風景を見ながらゆっくり登ります。途中エンレイソウもちらほら。
雪渓の横を通る(登山道横はカタクリが咲き乱れる)
残雪が残り、残雪の横にカタクリの咲く桃の木平(八合目)から山頂へ。
山頂の富士権現社
山頂は360度の素晴らしい展望です。中ノ岳や巻機山、谷川岳、平標山は山頂付近に雲が懸りはっきりと山頂は見えませんが、六日町盆地と周囲の山々が綺麗に見渡せます。
山頂より八海山、右奥に山頂付近に雲が懸る中ノ岳(東方向)
平標山、飯士山、苗場山(南~南西方向)
北方向には、先ほど登った六万騎山とその右奥に残雪の守門岳が薄らと見えています。
六万騎山と右奥に残雪の守門岳(北北西~北西方向)
素晴らしい展望の山頂でゆっくり昼食のあと薬師尾根コースで下山。
眺めの良い下りの道
こちらの尾根ではカタクリは少ないですが、登山道右の斜面には点々とイワウチワの群生が続きます。
イワウチワの群生
タムシバやヤマザクラも咲いており、濃いピンクの花のミツバツツジ(ユキグニミツバツツジ?)もちらほら見られました。足元にはよく見るとイワナシも見られ、花と展望の素晴らしい下りの道です。
登山道横のタムシバ
こちらの尾根は横木の階段がずっと続き、段差がやや大きい所も多く、息を切らして登ってくる人が多いようです。城坂コースは、急登部では九十九折の道になっており、登りやすく、今回の時計回りで歩くのが楽ではないかと思いました。
尾根下りの後半は緩やかな道となり、花の終わった桜並木に沿って、30体弱の石仏が距離を開けて一体ずつ置かれており、石仏の表情を見ながら下ります。
石仏の頭に一片の桜の花びら
遅咲きの桜が満開(中央下に石仏)
薬師堂を過ぎ、集落を歩いて、バスの待つ駐車場へ。
登山道にずっと続く花と展望を楽しみながらゆっくり歩いて、休憩・昼食を含み、3時間35分の山歩きでした。(標高差は約470m)
六万騎山と坂戸山、2つの山とも驚くほど沢山の春の花が咲く花の名山でした。展望も素晴らしく、是非再訪したい山になりました。
カタクリ キクザキイチゲ
ショウジョウバカマ エンレイソウ
ミチノクエンゴサク エゾエンゴサク
イワウチワ イワナシ
ミツバツツジ(ユキグニミツバツツジ?) ヤマザクラ
坂戸山からの展望が素晴らしかったので、次回はカシミール3Dによる坂戸山の展望図を紹介致します。
以下参考サイト
坂戸城 Wikipedia
六日町カタクリ保存会のホームページとかたくりマップ
六万騎山(ろくまんぎやま、321m):新潟県南魚沼市
坂戸山(さかどやま、634m):同上
4月下旬の山行記録です。
所属する会の山行で、南魚沼市の花の名山、六万騎山と坂戸山を歩いてきました。
いつもブログを拝見している方々の記事で早春の素晴らしい花の山である、六万騎山と坂戸山の記事を数年前からよく拝見しており、行ってみたい山になっていました。今年の会山行に入れてもらったので、非常に楽しみにしていた山でした。
歩いたコースと時間
六万騎山
地蔵尊下登山口(9:15)→六万騎山(9:55-10:05)→庚申塔(9:45-55)→地蔵尊下登山口(10:35)
坂戸山(登り:城坂コース、下り:薬師尾根コース)
ディスポート南魚沼駐車場(11:00)→坂戸城跡下駐車場(11:10)→一本杉(11:35)→坂戸山(12:45-13:20) → ディスポート南魚沼駐車場(14:35)
貸切バスでまずは、北側の六万騎山へ。
六万騎山トレッキングマップ(六日町カタクリ保存会かたくりマップより)
登山口駐車場(左上に地蔵尊)
登山口駐車場の案内板
登り始めるとすぐに登山道横にヒメアオキの花と濃いピンクのトキワイカリソウが眼に付き、トキワイカリソウがだんだん多くなりました。
少し登るとカタクリの群生地となりますが、花は全く終わった状態。さらに登るとカタクリの花が付いているものが多くなり、点在するやや広い平坦地(昔の城郭部)にはカタクリの大群生が見られ、朝方の曇りからだんだん陽が当たるようになり、花びらが開いてきています。
やや広い平坦地のカタクリの群生
カタクリの大群生と桜
開き始めたカタクリ
どこまでも続くカタクリの花に驚き、花を楽しみながらゆっくり歩いて山頂に到着。
山頂からは南側の金城山、坂戸山と遠くに苗場山方向が見えていました。
山頂から南方向の眺め
下りでは、登山道横にずっとトキワイカリソウの群生が続き、ユキツバキの真っ赤な花や、
タムシバの白い花も多く見られました。所々では、イワウチワの小群落があり、綺麗に咲いていました。
登山道横に続くトキワイカリソウ
同上
ヒメアオキ ユキツバキ
トキワイカリソウ ミチノクエンゴサク
下りの途中で、メンバーの中で野鳥の好きな人が、鳴き声がする方向を見てオオルリ発見。なかなか逃げて行かなかったので写真撮影に成功。
近くで鳴いていたオオルリ
カタクリやイカリソウの大群生を堪能して、南側の庚申塔近くの登山口から出発地点まで戻りました。ゆっくり歩き休憩時間も含んで1時間20分での周回でした。(標高差は約180m)
南側の庚申塔近くの登山口
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
次は坂戸山です。
坂戸山までは7、8kmくらいなので、バスで10分程。
六万騎山トレッキングマップ(六日町カタクリ保存会かたくりマップより)
国道291号沿いのディスポート南魚沼(南魚沼市のスポーツ施設)の北側駐車場でバスを降り、ここから登山開始です。駐車場からは、正面に沢の一部に残雪の残る坂戸山が見え、マップを参考にしてみると、これから歩く城坂コースと薬師尾根コースが見え、あのルートを歩くのだなと目で辿っていくことができました。
正面に坂戸山
春のいろんな花木が咲く住宅地を歩いて、坂戸城跡下の駐車場を過ぎ家臣屋敷跡へ。
家臣屋敷跡の広い平地は一面カタクリの大群生地。道路脇にはミチノクエンゴサクやエゾエンゴサクもちらほら。
家臣屋敷跡の大群生地
同上 花が多そうな所のアップ
坂戸城跡、上杉景勝・直江兼続生誕之地の石碑、御館跡を過ぎ、左に曲がって途中から一本杉に真っ直ぐ向かう緩やかな道を行きます。
坂戸城跡
登山道の両側はカタクリの大群生。キクザキイチゲも混じっていますが、花が開いていないものが多かったです。
一本杉に向かう道と周囲のカタクリの大群生
カタクリとキクザキイチゲ
一本杉(左)と六日町市街地の眺め
一本杉の上からはやや急な登りとなり、砂防堰堤の上では雪渓の横を通り、カタクリを見ながら、振り返って下の六日町盆地の風景を見ながらゆっくり登ります。途中エンレイソウもちらほら。
雪渓の横を通る(登山道横はカタクリが咲き乱れる)
残雪が残り、残雪の横にカタクリの咲く桃の木平(八合目)から山頂へ。
山頂の富士権現社
山頂は360度の素晴らしい展望です。中ノ岳や巻機山、谷川岳、平標山は山頂付近に雲が懸りはっきりと山頂は見えませんが、六日町盆地と周囲の山々が綺麗に見渡せます。
山頂より八海山、右奥に山頂付近に雲が懸る中ノ岳(東方向)
平標山、飯士山、苗場山(南~南西方向)
北方向には、先ほど登った六万騎山とその右奥に残雪の守門岳が薄らと見えています。
六万騎山と右奥に残雪の守門岳(北北西~北西方向)
素晴らしい展望の山頂でゆっくり昼食のあと薬師尾根コースで下山。
眺めの良い下りの道
こちらの尾根ではカタクリは少ないですが、登山道右の斜面には点々とイワウチワの群生が続きます。
イワウチワの群生
タムシバやヤマザクラも咲いており、濃いピンクの花のミツバツツジ(ユキグニミツバツツジ?)もちらほら見られました。足元にはよく見るとイワナシも見られ、花と展望の素晴らしい下りの道です。
登山道横のタムシバ
こちらの尾根は横木の階段がずっと続き、段差がやや大きい所も多く、息を切らして登ってくる人が多いようです。城坂コースは、急登部では九十九折の道になっており、登りやすく、今回の時計回りで歩くのが楽ではないかと思いました。
尾根下りの後半は緩やかな道となり、花の終わった桜並木に沿って、30体弱の石仏が距離を開けて一体ずつ置かれており、石仏の表情を見ながら下ります。
石仏の頭に一片の桜の花びら
遅咲きの桜が満開(中央下に石仏)
薬師堂を過ぎ、集落を歩いて、バスの待つ駐車場へ。
登山道にずっと続く花と展望を楽しみながらゆっくり歩いて、休憩・昼食を含み、3時間35分の山歩きでした。(標高差は約470m)
六万騎山と坂戸山、2つの山とも驚くほど沢山の春の花が咲く花の名山でした。展望も素晴らしく、是非再訪したい山になりました。
カタクリ キクザキイチゲ
ショウジョウバカマ エンレイソウ
ミチノクエンゴサク エゾエンゴサク
イワウチワ イワナシ
ミツバツツジ(ユキグニミツバツツジ?) ヤマザクラ
坂戸山からの展望が素晴らしかったので、次回はカシミール3Dによる坂戸山の展望図を紹介致します。
以下参考サイト
坂戸城 Wikipedia
六日町カタクリ保存会のホームページとかたくりマップ
サクラソウ [花]
7年前からサクラソウ(日本サクラソウ)を鉢植えで育てており、以前2回記事で紹介しています。
相変わらずあまり手入もしていなくて、2年くらい芽分けもしていませんでした。今年の2月,3月はいろんな都合で登山に行けなかったので、庭で園芸をよくやりました。
サクラソウも2月に芽分けをしたので、鉢が増えた状態になっており、4月中旬頃から花芽が伸びて、4月下旬にはまずまず綺麗に咲いてくれて、5月1日現在もまだ目を楽しませてくれています。
(以下の写真は、4月24日・26日・29日に撮影したものです。
綺麗に咲いたサクラソウ
明烏(あけがらす)と朝日潟
田島紅と南京小桜
品種名不明の白花と駅路の鈴(えきろのすず)
明烏と赤蜻蛉(あかとんぼ)
桜川
明烏
朝日潟
田島紅
南京小桜
赤蜻蛉
駅路の鈴
(品種名不明)
初日野
鉢を置く場所がなくなっているので、これ以上品種は増やせませんが、芽分けして増えた花は、近所の方や友人に差し上げるつもりです。
今年咲かなかった花も3種あり、もう少ししっかり手入をして綺麗に咲かせたいものです。
2015年の記事
http://vert-yama.blog.so-net.ne.jp/2015-04-22
2013年の記事
http://vert-yama.blog.so-net.ne.jp/2013-04-16
相変わらずあまり手入もしていなくて、2年くらい芽分けもしていませんでした。今年の2月,3月はいろんな都合で登山に行けなかったので、庭で園芸をよくやりました。
サクラソウも2月に芽分けをしたので、鉢が増えた状態になっており、4月中旬頃から花芽が伸びて、4月下旬にはまずまず綺麗に咲いてくれて、5月1日現在もまだ目を楽しませてくれています。
(以下の写真は、4月24日・26日・29日に撮影したものです。
綺麗に咲いたサクラソウ
明烏(あけがらす)と朝日潟
田島紅と南京小桜
品種名不明の白花と駅路の鈴(えきろのすず)
明烏と赤蜻蛉(あかとんぼ)
桜川
明烏
朝日潟
田島紅
南京小桜
赤蜻蛉
駅路の鈴
(品種名不明)
初日野
鉢を置く場所がなくなっているので、これ以上品種は増やせませんが、芽分けして増えた花は、近所の方や友人に差し上げるつもりです。
今年咲かなかった花も3種あり、もう少ししっかり手入をして綺麗に咲かせたいものです。
2015年の記事
http://vert-yama.blog.so-net.ne.jp/2015-04-22
2013年の記事
http://vert-yama.blog.so-net.ne.jp/2013-04-16