古賀志山・・・イワカガミの群生とモアイ像を見るルートを歩く [山歩き]
2017年5月5日(金):晴れ
古賀志山(こがしやま;582.8m):栃木県宇都宮市 【日本百低山】
坂戸山登山のあと持病の腰痛が出て、例年行っているゴールデンウイークの残雪の山歩きができず。
山に行けなかったので、5月2日と3日は妻の実家の田植えの手伝いでした。
5月2日は素晴らしい快晴の日で、田圃からは、真っ白な残雪の日光白根山がずっと綺麗に見えていました。
3日は古賀志山とその奥に高原山が見える田圃で山を見ながらの手伝い。
5日には腰の調子も良くなったようなので、3日に見ていた古賀志山に行ってみることにしました。
古賀志山は家から約35km、車で1時間弱。歩くコースもいろいろあるので、思い立ったら比較的気軽に行ける山となっています。
赤川ダムより古賀志山(一番左のピークが山頂。中央から右は中尾根の稜線。)
今回は、北コース入口の少し先から右に入り中尾根に至るル-トを登り、中尾根から北コースの広場に下りて、広場の少し上から左の緩やかな尾根に移り、ここを登って山頂下の富士見峠分岐に出て山頂へ。
下りは、御岳山への稜線の途中から南に下って岩下道に出るルートで、途中に対面岩(通称モアイ像)を見、ヒカリゴケの岩穴を見て、南コースを下るルートです。
歩いたコースと時間
森林公園駐車場(11:00)→北コース入口→中尾根二一二標石(12:26-40)→中尾根北コース広場への分岐(13:00)→北コース広場(13:08-20)→古賀志山(14:00-10)→岩下道(14:50)→(南コース)→森林公園駐車場(15:45)
北コース入口の少し先から右に折れて中尾根へ。
中尾根への踏み跡
少し登ると長い鎖の付けられた最初の岩場がでてきました。岩の表面の凹凸が小さい所もあり、慎重に登ります。
最初の岩場
最初の岩場を登ってしばらく進むと次の岩場が出てきました。こちらの方は岩の凹凸が大きいので比較的登りやすいです。
次の岩場
稜線を進み軍艦岩からさらに先へ。
軍艦岩
稜線に咲くヤマツツジ
赤に塗られて「二一二」と縦に彫られた石標がある所に来ると、左に下りるトレースがあり、北コースに下りるようなので下ってみました。すると南東方向への下りとなり、先の踏み跡が分かりにくい崖の上に出たので引き返して稜線を直進することにしました。
稜線に戻って、以前右も左も下ったことのある分岐から北コースに下りました。
「二一二」石標
北コース広場(左へ)と559mピーク方面(右へ)の分岐
北コースの広場
広場からは北コースを少し登ってすぐ左の尾根に移ります。以前下ったことがあるこの尾根筋への道が良く分からなかったので、適当に左方向に行って尾根に取りつきました。
踏み跡のある緩やかな尾根を登ると、左右に大きな倒木が1本ずつあり、その倒木の間を通ると、すぐ上からヤマツツジが多くなってきました。ミツバツツジが咲き残っているものもあり、ピンクとオレンジのコラボも。
左右に大きな倒木
ミツバツツジとヤマツツジ
だんだん傾斜が急になってきてイワカガミが踏み跡の左右に見られるようになり、目の前に大岩の重なる崖のような所に出て、踏み跡を辿って大岩の間を、木を掴みながら(前回ロープが付けられていた箇所は、今回はロープがなくなっていました)慎重に登ると、周囲にはイワカガミの群生があちこちに。
安全な場所でイワカガミの写真を撮り、さらに登ると平坦な道となり、すぐに富士見峠への分岐となりました。
イワカガミ
大岩の重なる急斜面
イワカガミの群生
富士見峠への分岐
(正面奥やや左方向が登ってきた道。正面奥右方向は東稜見晴へ。手前が山頂方向。左が富士見峠方向。)
この分岐からすぐに古賀志山山頂となり、今回は御嶽山には行かないで御嶽山の手前から南に下って、モアイ像(対面岩)を見るルートを下ります。
今日は子供の日で、展望箇所の右手の木に鯉のぼりが付けられていました。
古賀志山 山頂
山頂のからの眺めと鯉のぼり
岩下道への下りの案内板
案内板から南の方向へ進みますが、踏み跡がいくつもあってどの道を行けばいいのか良く分かりませんが(猪落のルートは2回登ったことがあります。)、大体の見当で下っていくと、崖縁の狭い道にロープが付いた場所に出て、これを下って行くとすぐにまたロープの付いた急斜面となり、眼を上げると正面にモアイ像が見えていました。
ロープが付いた崖縁の狭い道
モアイ像(対面岩)
足元の安定した場所で写真を撮り、さらに3か所の鎖場を降りて岩下道のすぐ上に出ると、大きな岩の割れ目の下にある三角の空洞部にヒカリゴケが見られました。
鎖場
ヒカリゴケ
昨年12月にモアイ像を見たくてこのルートの登り口から登ろうとして、「落石のおそれがあるので入山しないで 土地所有者」との掲示を見て、登らないで、猪落ルートを登ったのですが、今回初めてこのルートを下って、モアイ像とヒカリゴケを見ることができました。
以前、山頂付近で単独の中年の女性から、『「モアイ像」はどこにあるのですか。』と聞かれたことがあり、分かりませんと答えましたが、やっとモアイ像が見られるルートを説明できるようになりました。
このあと岩下道から南コースを下って、森林公園駐車場へ。
古賀志山は踏み跡が縦横無尽にあって、案内標識も少ないので何回か歩かないとなかなか思い通りのルートを歩けませんね。それにうっかり分からないルートに入ると、危険な岩場ルートだったりして無理に進むと事故につながりますね。
GPSを持っていないので、歩いた軌跡が明確には分からないのですが、今回歩いたルートをネットで入手した、「古賀志山・鞍掛山周辺ネット・トレイル」の古賀志山付近のマップに赤字で記入してみました。
今回歩いたルート
2016年6月の古賀志山登山の記事
http://vert-yama.blog.so-net.ne.jp/2016-06-11
古賀志山(こがしやま;582.8m):栃木県宇都宮市 【日本百低山】
坂戸山登山のあと持病の腰痛が出て、例年行っているゴールデンウイークの残雪の山歩きができず。
山に行けなかったので、5月2日と3日は妻の実家の田植えの手伝いでした。
5月2日は素晴らしい快晴の日で、田圃からは、真っ白な残雪の日光白根山がずっと綺麗に見えていました。
3日は古賀志山とその奥に高原山が見える田圃で山を見ながらの手伝い。
5日には腰の調子も良くなったようなので、3日に見ていた古賀志山に行ってみることにしました。
古賀志山は家から約35km、車で1時間弱。歩くコースもいろいろあるので、思い立ったら比較的気軽に行ける山となっています。
赤川ダムより古賀志山(一番左のピークが山頂。中央から右は中尾根の稜線。)
今回は、北コース入口の少し先から右に入り中尾根に至るル-トを登り、中尾根から北コースの広場に下りて、広場の少し上から左の緩やかな尾根に移り、ここを登って山頂下の富士見峠分岐に出て山頂へ。
下りは、御岳山への稜線の途中から南に下って岩下道に出るルートで、途中に対面岩(通称モアイ像)を見、ヒカリゴケの岩穴を見て、南コースを下るルートです。
歩いたコースと時間
森林公園駐車場(11:00)→北コース入口→中尾根二一二標石(12:26-40)→中尾根北コース広場への分岐(13:00)→北コース広場(13:08-20)→古賀志山(14:00-10)→岩下道(14:50)→(南コース)→森林公園駐車場(15:45)
北コース入口の少し先から右に折れて中尾根へ。
中尾根への踏み跡
少し登ると長い鎖の付けられた最初の岩場がでてきました。岩の表面の凹凸が小さい所もあり、慎重に登ります。
最初の岩場
最初の岩場を登ってしばらく進むと次の岩場が出てきました。こちらの方は岩の凹凸が大きいので比較的登りやすいです。
次の岩場
稜線を進み軍艦岩からさらに先へ。
軍艦岩
稜線に咲くヤマツツジ
赤に塗られて「二一二」と縦に彫られた石標がある所に来ると、左に下りるトレースがあり、北コースに下りるようなので下ってみました。すると南東方向への下りとなり、先の踏み跡が分かりにくい崖の上に出たので引き返して稜線を直進することにしました。
稜線に戻って、以前右も左も下ったことのある分岐から北コースに下りました。
「二一二」石標
北コース広場(左へ)と559mピーク方面(右へ)の分岐
北コースの広場
広場からは北コースを少し登ってすぐ左の尾根に移ります。以前下ったことがあるこの尾根筋への道が良く分からなかったので、適当に左方向に行って尾根に取りつきました。
踏み跡のある緩やかな尾根を登ると、左右に大きな倒木が1本ずつあり、その倒木の間を通ると、すぐ上からヤマツツジが多くなってきました。ミツバツツジが咲き残っているものもあり、ピンクとオレンジのコラボも。
左右に大きな倒木
ミツバツツジとヤマツツジ
だんだん傾斜が急になってきてイワカガミが踏み跡の左右に見られるようになり、目の前に大岩の重なる崖のような所に出て、踏み跡を辿って大岩の間を、木を掴みながら(前回ロープが付けられていた箇所は、今回はロープがなくなっていました)慎重に登ると、周囲にはイワカガミの群生があちこちに。
安全な場所でイワカガミの写真を撮り、さらに登ると平坦な道となり、すぐに富士見峠への分岐となりました。
イワカガミ
大岩の重なる急斜面
イワカガミの群生
富士見峠への分岐
(正面奥やや左方向が登ってきた道。正面奥右方向は東稜見晴へ。手前が山頂方向。左が富士見峠方向。)
この分岐からすぐに古賀志山山頂となり、今回は御嶽山には行かないで御嶽山の手前から南に下って、モアイ像(対面岩)を見るルートを下ります。
今日は子供の日で、展望箇所の右手の木に鯉のぼりが付けられていました。
古賀志山 山頂
山頂のからの眺めと鯉のぼり
岩下道への下りの案内板
案内板から南の方向へ進みますが、踏み跡がいくつもあってどの道を行けばいいのか良く分かりませんが(猪落のルートは2回登ったことがあります。)、大体の見当で下っていくと、崖縁の狭い道にロープが付いた場所に出て、これを下って行くとすぐにまたロープの付いた急斜面となり、眼を上げると正面にモアイ像が見えていました。
ロープが付いた崖縁の狭い道
モアイ像(対面岩)
足元の安定した場所で写真を撮り、さらに3か所の鎖場を降りて岩下道のすぐ上に出ると、大きな岩の割れ目の下にある三角の空洞部にヒカリゴケが見られました。
鎖場
ヒカリゴケ
昨年12月にモアイ像を見たくてこのルートの登り口から登ろうとして、「落石のおそれがあるので入山しないで 土地所有者」との掲示を見て、登らないで、猪落ルートを登ったのですが、今回初めてこのルートを下って、モアイ像とヒカリゴケを見ることができました。
以前、山頂付近で単独の中年の女性から、『「モアイ像」はどこにあるのですか。』と聞かれたことがあり、分かりませんと答えましたが、やっとモアイ像が見られるルートを説明できるようになりました。
このあと岩下道から南コースを下って、森林公園駐車場へ。
古賀志山は踏み跡が縦横無尽にあって、案内標識も少ないので何回か歩かないとなかなか思い通りのルートを歩けませんね。それにうっかり分からないルートに入ると、危険な岩場ルートだったりして無理に進むと事故につながりますね。
GPSを持っていないので、歩いた軌跡が明確には分からないのですが、今回歩いたルートをネットで入手した、「古賀志山・鞍掛山周辺ネット・トレイル」の古賀志山付近のマップに赤字で記入してみました。
今回歩いたルート
2016年6月の古賀志山登山の記事
http://vert-yama.blog.so-net.ne.jp/2016-06-11
2017-05-22 12:24
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コメント(7)
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こんにちは^^
腰痛で田植えのお手伝いだと、ますます腰痛になりそうですが・・・
大丈夫だったようで^^
この古賀志山と言うのは登りたいと思いつつ一度も行かなかった山ですが、
いろんなルートがあるようですね。わたくしなどはやはりガイド同行でないと無理な気がします。
ツツジと新緑が綺麗な時期ですね。楽しまれて良かったです。
by mimimomo (2017-05-22 14:49)
古賀志山まで35kとはいいところに住んでますね。
モアイへのルートも分ってまたこの山の通になったことと思います。
トレースを見ると登りたいと言っていた尾根も、この時通過しているように見受けられます。
by tochimochi (2017-05-22 21:07)
35KMとはホームグランドのようなもんですね。
ツツジもイワカガミも見れてタイムリーでしたね。!(^^)!
縦横無尽に入り混じったコースはチャレンジでもありますが、気が抜けないかもしれません。 快調に楽しまれたようで何よりです。
by Jetstream (2017-05-23 00:23)
腰痛は悩ましいですね。
田植えなどしたら、さらに痛くなりそうですが
良くなったとのこと、もう大丈夫のようですね。
by nousagi (2017-05-23 07:32)
あらとてもお近いのですね!
そのうち昔の山男さんともお会いできそう^^v
こちらの白のイワカガミの群生はいつも素晴らしいなと思います♪
by よしころん (2017-05-23 08:03)
田植えができたのですか。
曲がると腰が痛そうで・・・
もう大丈夫ですね。
面白い登山道ですね。
モアイが倒れてきそうです。^^;
新緑が綺麗ですね。
by ひろたん (2017-05-23 14:13)
mimimomoさん
田植えの手伝いは、軽トラで苗を運ぶ(マニュアルシフト車を運転できる人が少ないため)のと、苗を軽トラから下ろして田植え機に乗せる作業(一般的には女性がよく行っている作業)で、無理をしない程度のお手伝いでした。
田植え機が田を一往復する間に空き時間があり、山を眺めていました。(笑)
古賀志山も登山者があまり行かないルートに花が多いようです。
『人の行く裏に道あり花の山』(笑)
tochimochiさん
古賀志山まで早い時は50分弱で行きますね。アクセスが簡単といっても岩場が多いし、危険なルートもあるので、シニアハイカー相応なルートを歩きたいです。
この山のいろんなルートを歩いてみたいと思うようになったのは、貴ブログの記事によるものが大きいです。有難うございます。
Jetstreamさん
残雪の山に行きたかったのですが、腰痛上がりで無理はできませんでした。
まだホームグラウンドという程行ってないのですが、近いので、折を見てトレーニングを兼ねて行きたいです。もちろん怖そうな所に出たら引き返しますよ。
nousagiさん
田植えの作業については上記コメントレスのとおりです。
5/20は、そろそろシロヤシオの季節と高原山に行ってみましたが、やはり早すぎたせいか僅かしか咲いていませんでした。
今年は花付が良くないのではとの地元のベテランの方のお話でした。
よしころんさん
イワカガミは、白ばかりでピンクの花は全く見かけませんでしたね。
崖のような斜面のあちこちに群落があり、静かに咲いていました。
何回か行くと常連の方にお会いできそうですね。
ひろたんさん
毎年、田植えと稲刈りは手伝っており、おかげでいつも美味しいお米を食べられています。
モアイは写真をよく見ると、首にあたる所に割れ目があって、大きな地震がきたら倒れるのではないかと思いますね。
>新緑が綺麗ですね。
実際歩いているときは、岩場や初めて歩くルートもあって気が抜けなったのであまり気が付きませんでしたが、写真を見ると綺麗ですね。(苦笑)
by ヴェール (2017-05-23 22:20)