病気のこと [その他]

突然ですが・・・。

狭心症のカテーテル検査等で、4月23日~28日まで入院していました。

(1)経緯
4月11日(金)(岩殿山登山の2日後)の朝、胸が押さえつけられるような感じで息苦しくなる症状があり、5分くらい横になっていると息苦しさは治り、体調が悪いなと思っていました。その日の夕方、荷物を持って10分くらい歩いた時に、5分くらいから同じ症状が出て、苦しくて何回も立ち止まるようでした。
ネットで調べると狭心症の症状のようなので、翌日(4月12日)、掛かりつけの循環器内科の医院に行くと、早く大きい病院に行くようにとのことで、近くの大学病院の紹介状と狭心症の薬をもらいました。

4月14日(月)には、大学病院で診察を受け、21日と22日に精密検査をすることになりました。
21日は心臓超音波検査(心エコー)、22日は負荷心筋シンチグラフィーでの検査を行い、22日の検査結果から、『今日か明日に入院して下さい。』とのことで、翌日に入院することとなりました。
その間、17日から22日まで、毎朝起きて少し動くと、同様な胸を押さえつけられるような苦しさが5~10分あり、狭心症の薬を飲んで対応していました。

入院(23日)の日の夕方に行った、カテーテル検査では、冠動脈が狭くなったところはあるもののステントを入れるほど狭くないので、ステントは入れず、冠動脈造影検査だけとなりました。
次の日には、2回目の心エコー、ホルター心電図、baPWV、血管エコー(首、腹)の検査を行い、これらは特に異常なし。

現状では、冠動脈の狭くなった部分が、冠動脈の痙攣が起きた時にさらに狭くなって症状が出ているのではとの診断ですが、5月中旬に心臓血管の3D-CTを撮って、下旬に最終診断が出ることになりました。
その間は、数種類の狭心症の薬の服用をすることになり、負荷のかかる運動はできません。

一般的には、狭心症では、ウォーキングや軽いジョギングはできるようですが、山登りはやめるように言われていますね。(山で心筋梗塞を起こすと対応ができないため。)

(2)狭心症の症状の前兆
3月27日の茨城県の竪破山・土岳登山(ブログには書いていませんが。)と前回の岩殿山登山で、歩き始めて10分くらいして、やや胸が押されるような感じで、少し息苦しく感じましたが、ゆっくり歩き続けてすぐに治り、特に気になりませんでした。さらに、平日、30~40分のウォーキングを行っているときに1回だけ同様なことがありました。
これが、4月11日以降の症状の前兆だったと思われます。

(3)昨年までのこと
40歳台から高血圧で薬を飲んでおり、40歳台中頃は不整脈で苦しみ、40歳代後半くらいから不整脈も軽くなり、あまり気にならなくなって、マラソン大会(5k、10k、10マイル)に出場するようになり、この頃から山登りも始めて、これらを続けてきました。
しかし、一昨年の夏と昨年の2月に体調不良となったことは、このブログに書きましたが、実は、心房細動が起こっていたのです。

一昨年の夏、塩見岳登山で、頂上直下の岩場で、急に頻脈と不整脈が起こり苦しくなって、何とか休みながらゆっくり登って、塩見小屋まで下り、倒れるようにして横になって2時間寝て、症状がなくなり、翌日何事もなく下山しました。
(3000mの高山で酸素濃度が低いことや脱水が誘引と思われます。)

P1000613 card1.jpg
三伏山から塩見岳 (2012/8/29)

下山して翌日病院に行き、症状から心房細動が起こったことが分かり、不整脈と頻脈を抑える薬を貰って、その後の山登りは無理をせず、症状が出そうな時には薬を飲んでいました。

昨年の2月には、夜飲酒中(ビール、日本酒、ウイスキーと結構飲んでいた)に、脈拍が150以上となり、不整脈も多くなって、苦しくなり、救急病院に駆け込みました。
心電図から、典型的な心房細動とのことで、不整脈と頻脈を抑える薬等を点滴して、2時間くらいで治まり、帰宅しました。(アルコールが誘引。)

心房細動を起こすと、心肺機能が2,3割低下するといわれています。確かに、塩見岳登山以降の山登りでは、急な登りが続くと、息が切れるので、少し登っては休むことが多くなっていました。

酒も、昨年2月以降は日本酒1合程度、缶ビール350mlを1本くらい飲むと、頻脈となり、心房細動が起こると大変なので、それ以上飲めなくなって,旨い酒・ビールも飲めず、少し淋しい思いをしています。(今は、飲まない、飲めないことに慣れてきましたが。)

(4)今後のこと
病状、体調を考えて、当分山登りはできませんが、状況変化に応じて、興味のあることについて、あるいは山登りができるようになるのか(奥日光などの散策はできるでしょうね。)について、当ブログに書いてみたいと思います。

直近では、以前のゴールデンウィークに登った雪山登山の記事を書いてみたいものです。

P1020337 card4.jpg
白馬岳山頂から杓子岳、白馬鑓ヶ岳、鹿島槍ヶ岳 (2008/5/2)
(右端i奥に前穂、奥穂が小さく見える。)

P1020349 card5.jpg
白馬岳山頂北から白馬岳(同上)
(白馬岳の右斜面中央奥に小さく左から、立山(大汝)、別山、剱岳)

P1040442 card2.jpg
一ノ越上から室堂、右上に奥大日岳 (2009/4/29 立山①)

IMG_0491 card3.jpg
みくりが池温泉と正面奥に剱岳 (2010/5/1 立山②)

nice!(7)  コメント(8)  トラックバック(0) 

nice! 7

コメント 8

よしころん

なんと申し上げてよいのか・・・
検査結果次第では手術もあるのでしょうか。
どうぞどうぞお大事になさったくださいませ。
雪山写真、素晴らし~~~
by よしころん (2014-05-01 19:57) 

joyclimb

過去の北アルプス、絶景ですね!
体調を第一に、お大事になさってください。


by joyclimb (2014-05-01 21:07) 

tochimochi

体調不良はそういうわけでしたか。
何と申し上げてよいやら・・・お大事にになさってください。
体調管理を十分にして、またこのような素晴らしい雪山に向かうことが出来ますように・・・。

by tochimochi (2014-05-01 22:19) 

nousagi

私の知っている方で、
山歩きもスキーもされている狭心症の方が
いらっしゃいます。
自分の体調をコントロールしながら
上手に運動をされて楽しまれています。
体調を管理しながらだったら
きっとまた山歩きもできると思います。
by nousagi (2014-05-02 17:22) 

ヴェール

みなさん
暖かいお心遣いを戴き有難うございます。
これまで、暴飲暴食や夜更かしを顧みず生活してきたせいでしょうね。
ストレス耐性も弱かったのでしょう。
体調を考えながら、また山歩きができるようにしたいものです。

よしころん さん
手術もあるかもしれませんね。
雪山の写真は、よしころんさんでしたらずっと素晴らしいものになったでしょう。
今年2月の谷川岳の写真には、唸ってしまいました。

joyclimb さん
雪山初級者が行ける北アルプスの山は限られていますが、やはり北アルプスは雪山も雄大ですね。
数年来考えていた、3月下旬の八方尾根は今年も行けませんでした。

tochimochi さん
心房細動を起こしてから、なんとか1年半、あまりハードでない山歩きはできたのですが、
狭心症は正直きついですね。あと2か月くらい様子を見ながら方向性を模索してみます。

nousagi さん
希望の持てるコメントを戴き有難うございます。
ネットを見ると、心房細動を起こした方や狭心症の症状があった方で、
山登りやマラソンをされている方もいらっしゃるようですね。

by ヴェール (2014-05-03 22:33) 

Jetstream

最近の記事の端々を拝見して、気がかりでした。
この際、よく休まれ回復を願っています。 私もあちらこちらに持病を抱え工夫しながら限界に近づけないよう腐心して山登りをしています。
とにかく無理をしないように山と付き合っていける方法はあると思います。 でも体が第一です、体調回復に向けて頑張りましょう。
by Jetstream (2014-05-06 12:28) 

AL

山の会 欠席でしたので何か?とは思っていました。無理をせずゆっくり体調を整えて また 山の会で一緒に登れるのを待っています。
by AL (2014-05-07 17:23) 

ヴェール

Jetstream さん
お気遣い並びに励ましのお言葉を戴き有難うございます。
病状把握、治療のあと、ある程度の山歩きもできるよう回復に努めます。

AL さん
コメント有難うございます。当面秋頃までは、山の会の山行への参加は
できないかと思います。☆1つの山から参加できるようにしたいものです。
by ヴェール (2014-05-07 23:22) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。