花巡り・・・クマガイソウの群生地とシラネアオイの群生地 [花]

近くの本屋で見て、4月に買った本です。この本の中の、この時期に行けそうな掲載地を調べて、2か所に行ってきました。

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別冊趣味の山野草 『絶景 日本の花巡り』 中村義毅 著
(野に山にあなたも行けるお花畑)、(株)栃の葉書房(2015年4月1日発行)

1. 五丈の滝前植物園 クマガイソウ 栃木県佐野市水木町1155
(葛生町の国道293号から県道200号に入り、約12km北上して左折)
2. 南会津 手作りのシラネアオイ園 福島県南会津町水無字新田344
(田島町の国道121号から県道347号を通って県道369号を約4km南下)


まずは、クマガイソウの群生のある、五丈の滝前植物園です。

2015年5月4日(月)13時前後に、写真撮影を含め約30分間滞在

家から比較的近いので、昼前からふらっと行ってきました。
五丈の滝前植物園は、個人が整備した植物園で、入園は無料です。

杉林の中に植栽のクマガイソウの大きな群生があり、やや見頃は過ぎていましたが見応えがあるものでした。クマガイソウの他に黄色のエビネランが満開で綺麗に咲いていました。
クマガイソウは1500株以上あり、300種を超える野草や花木が見られるようです。

クマガイソウは、例年4月下旬から5月上旬が見頃のようです。この時期に佐野市近辺に来られたときに立ち寄るのもいいかもしれませんね。

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五丈の滝前植物園入口

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クマガイソウとキエビネの群生

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クマガイソウ

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クマガイソウのアップ

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キエビネの群生

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キエビネ

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クマガイソウとキエビネ

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一本だけあったラン(名前は不明)

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クリンソウ

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イチリンソウ

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シラユキゲシ(白雪芥子)

クマガイソウと言えば、那須塩原の日留賀岳の登山口となっている、小山氏宅(小山農園)の群生も有名ですが、同じくらいの大きさの群生地かなと思いました。

小山氏宅のクマガイソウの群生の記事(日留賀岳登山:2013年5月31日)
http://vert-yama.blog.so-net.ne.jp/2013-05-31


次に、会津のシラネアオイ園です。

2015年5月5日(火)こどもの日 13時前後で約1時間滞在

翌日燧ケ岳に登るので、早めに家を出て、シラネアオイ園に寄ってから御池駐車場に行くことにして、西那須野塩原ICから、国道400号、国道121号を通って行ってきました。

シラネアオイ園は、手作りの山野草園で入園料は300円。2009年から一般公開。

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シラネアオイ園入口(右側の坂を登るとすぐに駐車場)

園内受付前の斜面一面に満開のシラネアオイの大群生。園内で1万株のシラネアオイがあるようです。
斜面の下部では花が見頃を僅かに過ぎていて萎れているものもありましたが、斜面の中ほどから上は最盛期。広い斜面いっぱいに広がるシラネアオイの大群生は圧巻でした。

園内は広くてアップダウンがあって、全部をゆっくり回ると、1~2時間かかるのではないかと思います。アットホームな感じで、のんびり、ゆっくりできそうな植物園かと思いました。

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シラネアオイの群生

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同上

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シラネアオイ

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シラネアオイのアップ

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白花

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白花と通常の花(淡紫からピンク)

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園内図

サンカヨウ、オサバグサ、トガクシショウマは僅かに見頃を過ぎていました。

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サンカヨウ

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オサバグサ

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オサバグサとシラネアオイ

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トガクシショウマ

杉林には自生のサルメンエビネも。

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サルメンエビネ

他にヤマシャクヤクの群生やリュウキンカ、ヒトリシズカなども見られました。

関東からだとやや遠いですが、ゴールデンウィークの登山や観光、温泉旅行で近くに行く時には立ち寄ってみたい野草園ですね。(他の時期にもいろんな花が見られるようです。また、植物園で育てた山野草の販売も行っています。)

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コメント 12

joyclimb

シラネアオイ園のシラネアオイの群落、見応えありますね^^
白花のシラネアオイ、初めて見ました^^
by joyclimb (2015-05-13 21:57) 

tochimochi

栃木はいろんな見所があっていいですね。
会津のシラネアオイ群落もすごいですね。
私も機会があれば行ってみたいです。

by tochimochi (2015-05-13 22:42) 

ヴェール

joyclimbさん
本当に驚くほどの大群生です。山で見るシラネアオイは株が小さいことが多いですが、
ここのものは一株が大きく、多くの花を付けていますね。
この群生は、一株のシラネアオイを30年かけて殖やしたのだそうです。
白花も珍しいですね。

tochimochiさん
佐野市や栃木市近辺は、セツブンソウやカタクリの自生地・保護地も多いですね。
今回の五丈の滝前植物園の3,4km手前に、柿平の「山野草の里」もあります。
クマガイソウは杉林の中が栽培適地なのですね。
シラネアオイ園、看板のシラネアオイが満開の時期に行ってみて下さい。驚きです。

by ヴェール (2015-05-13 23:48) 

よしころん

おはようございます^^
クマガイソウってまだ会ったことがないのですが、ワンちゃんのように見えるなぁと写真を拝見していていつも思います(笑)
シラネアオイ、すごい群生です~~~!!!(*_*)
by よしころん (2015-05-14 07:28) 

nousagi

両方ともずいぶん広いようですね。
栽培、管理しているのでしょうか。
クマガイソウはよくよく見るとグロテスクな顔をしていますね。
これだけあると、怖いほどですね。(笑)
by nousagi (2015-05-14 14:04) 

ヴェール

よしころんさん
耳の垂れた犬でしょうか。少しユーモラスな感じも受けますね。
シラネアオイの群生は本当にすごいですね。山野草を楽しみながら杉林の中の散策もできる
なかなかいい雰囲気の植物園ですね。

nousagiさん
両方とも栽培、管理されているものです。五丈の滝の方は、杉林の中はあまり広くありませんが、
シラネアオイ園の方は、全体では数ヘクタールの広さのようです。
人の顔のように見ると群衆に見えますね。アップで見ると面白い形の花です。

by ヴェール (2015-05-15 21:12) 

Jetstream

シラネアオイの群生は壮観ですね。 白根山のシラネアオイはまだ先なんでしょうね。 いい本を購入されましたね、楽しみが増えます!
by Jetstream (2015-05-16 12:19) 

ひろたん

見たことがないお花がありますよね^^
綺麗です。
広くて群衆がまたすごいですね。
また変わったお花も見れそうです。
by ひろたん (2015-05-16 16:16) 

mimimomo

こんばんは^^
留守中ご訪問ありがとうございました♪
見事な群生ですね~ 
by mimimomo (2015-05-16 18:57) 

ヴェール

Jetstreamさん
シラネアオイ園の群生は斜面一面に広がり、素晴らしいですね。
奥白根山の保護地では、6月中旬から下旬に見られるようですが、まだ花は少ないのではと思います。
あの本には、山歩きができなくなっても楽しめそうなお花畑が多くあります。(笑)

ひろたんさん
記事のような植物園を訪れた時、山の花(山野草)に詳しい方ですと、いろんな花が分かって楽しさも数倍でしょうか。
私は、花の名札がないと分からない花が多いです。
ヤマシャクヤクの群生も綺麗でしたが写真を撮り忘れました。

mimimomoさん
2種類の花の大群生は、今では自然のものは殆んどなくなっているので、たいへん珍しく感動するほどです。それぞれ30年、40年かけてここまでにされた努力・熱意は相当なものですね。
機会がありましたら、是非行ってみて下さい。

by ヴェール (2015-05-17 08:54) 

のら人

こんちは。
クマガイソウの数も凄いですが白根葵も凄いですね。
なんとか、生きてるうちに何処かに自生している天然の戸隠ショウマを見てみたいな~と、時々思ってます。 ^^;
by のら人 (2015-05-17 15:41) 

ヴェール

のら人さん
コメント有難うございます。
クマガイソウの群生は、塩原の日留賀岳山麓小山氏宅で見ていたので驚きませんでしたが、シラネアオイの大群生には驚きでした。
本当に凄い群生です。
自然のトガクシショウマは、ネットで調べると自生地の情報がありますが、のら人さんは自ら自生地を発見されたいのでしょうね。
by ヴェール (2015-05-17 22:10) 

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