石裂山・・・岩場が多く、はしご・鎖の連続。変化のある低山 [山歩き]
2015年5月14日(木)晴れ
石裂山(おざくさん;879m):栃木県鹿沼市
加蘇山神社社務所(7:25)→加蘇山神社(7:35)→竜ヶ滝休憩所(8:00-10)→中の宮(8:35)→稜線出合(9:20)→石裂山(10:20-30)→月山(10:40-11:15)→竜ヶ滝休憩所(12:20-30)→加蘇山神社(12:50)→加蘇山神社社務所(13:00)
休憩を含む合計 5時間35分。(15名での登山で、岩場・鎖場・はしご部の通過に時間がかりました。)
(栃木百名山ガイドブックのコースタイム:3時間40分)
山頂北の月山から見る男体山と奥白根山
所属する山の会の例会で、県内鹿沼市の石裂山を歩いてきました。参加者は15名。
石裂山は登山を始めて2年目の2001年5月に、会社の先輩ご夫妻と登ったことがあり、14年ぶりで、2回目の登山でした。
石裂山は、首都圏に近く、岩場・クサリ場があって変化に富んだ山であり、比較的短時間で歩けるコースなので、春のツツジの季節や、晩秋から初冬に、登る人が多く、旅行社のツアーもあります。
過去に岩場・クサリ場での転落死亡事故も数件発生しており、梯子・鎖が新しく整備されているとはいえ、通過には注意が必要です。
マイクロバスで行ったので、社務所からのスタート。神社を通って登山道に入り、竜ヶ滝休憩所から千本カツラを経て中ノ宮の東屋で休憩。
加蘇山神社社務所
神社の石段と樹齢500~800年の杉の大木
千本カツラ(栃木県天然記念物)
休憩のあと行者返しの岩場、一枚岩を登り奥の宮へ。奥の宮を下ったあと急坂を登って稜線へ。
行者返しの岩場
一枚岩(加蘇岩)
洞窟の中の奥の宮
奥の宮からの下り
木の根を掴んで登る急坂
稜線出合
稜線を歩き東剣ノ峰へ。
東剣ノ峰
東剣ノ峰からの急な長いはしごの下り
岩混じりの道を登り返して西剣ノ峰へ。
西剣ノ峰から石裂山
西剣ノ峰からの下りのはしご
鞍部の御沢峠から岩混じりの急斜面を登り返して山頂に到着。
石裂山頂
樹林に囲まれて僅かに日光連山方向が見渡せるだけの山頂は狭いので、月山まで行き、昼食としました。
月山の頂は石の鳥居と壊れた社殿があるやや広い場所で、日光連山が綺麗に見えていました。
壊れた社殿(銅鏡(神鏡?)がむき出しになっている。)
月山から見る男体山と奥白根山 → 一枚目の写真
奥白根山のアップ
男体山と日光連山
カシミール3Dによる展望図
昼食後、月山から急な斜面を下り、尾根から右に折れて沢筋を下ります。上部は杉林の中のやや急な下りです。途中から倒木が多くなり、登山道に倒れた木はチェーンソーで切られて登山道は確保されていますが、倒木の下を潜ったり、迂回したりすることもありました。
これらの倒木は昨年2月の大雪で倒れたものとのことです。
月山からの急な下り
沢筋のやや急な下り
倒木が多い道
竜ヶ滝休憩所で小休憩し、神社社務所まで下って、本日の山行は終了。
ツツジは終わっており、花も少ない時期でしたが、久しぶりに、鎖場や長いはしごの続くこの山を歩きました。14年前に楽々登った山も、今回は、結構きつく感じましたが、年齢のせいでしょうね。
山の会でも。8年前に登っており、これに参加した数人からも、『石裂山ってこんなに厳しかったかな~。年をとったね~。』との声あり。
この日はグループの先頭を歩いたので、花の写真はあまり撮れませんでしたが、撮影できたものをまとめました。
登り下りの下部では、クワガタソウとコンロンソウがあちこちに咲いており、僅かにヒイラギソウとラショウモンカズラ?が見られました。
稜線から山頂の前後では、ツツジは終わっており、辛うじて咲き残ったヤマツツジが数本見られ、コイワカガミの群生がある箇所も、残った花がやっと見つかる程度でした。
4月下旬には、稜線はアカヤシオやミツバツツジが満開で綺麗だったようです。
クワガタソウ コンロンソウ
ヒイラギソウ ラショウモンカズラ?
コイワカガミ ヤマツツジ
石裂山(おざくさん;879m):栃木県鹿沼市
加蘇山神社社務所(7:25)→加蘇山神社(7:35)→竜ヶ滝休憩所(8:00-10)→中の宮(8:35)→稜線出合(9:20)→石裂山(10:20-30)→月山(10:40-11:15)→竜ヶ滝休憩所(12:20-30)→加蘇山神社(12:50)→加蘇山神社社務所(13:00)
休憩を含む合計 5時間35分。(15名での登山で、岩場・鎖場・はしご部の通過に時間がかりました。)
(栃木百名山ガイドブックのコースタイム:3時間40分)
山頂北の月山から見る男体山と奥白根山
所属する山の会の例会で、県内鹿沼市の石裂山を歩いてきました。参加者は15名。
石裂山は登山を始めて2年目の2001年5月に、会社の先輩ご夫妻と登ったことがあり、14年ぶりで、2回目の登山でした。
石裂山は、首都圏に近く、岩場・クサリ場があって変化に富んだ山であり、比較的短時間で歩けるコースなので、春のツツジの季節や、晩秋から初冬に、登る人が多く、旅行社のツアーもあります。
過去に岩場・クサリ場での転落死亡事故も数件発生しており、梯子・鎖が新しく整備されているとはいえ、通過には注意が必要です。
マイクロバスで行ったので、社務所からのスタート。神社を通って登山道に入り、竜ヶ滝休憩所から千本カツラを経て中ノ宮の東屋で休憩。
加蘇山神社社務所
神社の石段と樹齢500~800年の杉の大木
千本カツラ(栃木県天然記念物)
休憩のあと行者返しの岩場、一枚岩を登り奥の宮へ。奥の宮を下ったあと急坂を登って稜線へ。
行者返しの岩場
一枚岩(加蘇岩)
洞窟の中の奥の宮
奥の宮からの下り
木の根を掴んで登る急坂
稜線出合
稜線を歩き東剣ノ峰へ。
東剣ノ峰
東剣ノ峰からの急な長いはしごの下り
岩混じりの道を登り返して西剣ノ峰へ。
西剣ノ峰から石裂山
西剣ノ峰からの下りのはしご
鞍部の御沢峠から岩混じりの急斜面を登り返して山頂に到着。
石裂山頂
樹林に囲まれて僅かに日光連山方向が見渡せるだけの山頂は狭いので、月山まで行き、昼食としました。
月山の頂は石の鳥居と壊れた社殿があるやや広い場所で、日光連山が綺麗に見えていました。
壊れた社殿(銅鏡(神鏡?)がむき出しになっている。)
月山から見る男体山と奥白根山 → 一枚目の写真
奥白根山のアップ
男体山と日光連山
カシミール3Dによる展望図
昼食後、月山から急な斜面を下り、尾根から右に折れて沢筋を下ります。上部は杉林の中のやや急な下りです。途中から倒木が多くなり、登山道に倒れた木はチェーンソーで切られて登山道は確保されていますが、倒木の下を潜ったり、迂回したりすることもありました。
これらの倒木は昨年2月の大雪で倒れたものとのことです。
月山からの急な下り
沢筋のやや急な下り
倒木が多い道
竜ヶ滝休憩所で小休憩し、神社社務所まで下って、本日の山行は終了。
ツツジは終わっており、花も少ない時期でしたが、久しぶりに、鎖場や長いはしごの続くこの山を歩きました。14年前に楽々登った山も、今回は、結構きつく感じましたが、年齢のせいでしょうね。
山の会でも。8年前に登っており、これに参加した数人からも、『石裂山ってこんなに厳しかったかな~。年をとったね~。』との声あり。
この日はグループの先頭を歩いたので、花の写真はあまり撮れませんでしたが、撮影できたものをまとめました。
登り下りの下部では、クワガタソウとコンロンソウがあちこちに咲いており、僅かにヒイラギソウとラショウモンカズラ?が見られました。
稜線から山頂の前後では、ツツジは終わっており、辛うじて咲き残ったヤマツツジが数本見られ、コイワカガミの群生がある箇所も、残った花がやっと見つかる程度でした。
4月下旬には、稜線はアカヤシオやミツバツツジが満開で綺麗だったようです。
クワガタソウ コンロンソウ
ヒイラギソウ ラショウモンカズラ?
コイワカガミ ヤマツツジ
2015-05-20 00:08
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コメント(11)
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おはようございます^^
そうでしたね~こんな感じ^^思い出します。
奥宮からの下りは横の道でしたか。わたくしたちは同じ梯子を下りました。長ったらしい~
お花のお写真も素敵に写されていますね。
by mimimomo (2015-05-20 06:44)
このエリアはあまり歩かないので良くわかりませんが、お天気も良くて楽しそうですね。^^
壊れた社殿にはまだお地蔵さんらしき?が・・・
安置しているならば、直すなりなんとかしたいですね。
by のら人 (2015-05-20 08:04)
変化に富んだワイルドなコースですね。
写真とカシミール3Dを比較しても見ると、山の名前がよく分かりますね^^
by joyclimb (2015-05-20 21:48)
一度行ったことがありますが、梯子の長さにはビックリした覚えがあります。
でもどれもしっかりしていて良く整備されていました。
やはりツツジは終わりでしたね。
by tochimochi (2015-05-20 22:30)
面白そうな山ですね。
お花もたくさんあって、登ってみたくなりました。
by ロバ (2015-05-21 08:10)
好きな山の一つです。
アカヤシオのころが一番でしょうか。
大勢ですと、通過に時間がかかりますね。
山頂からの展望がもう少しあると嬉しいですよね。
by nousagi (2015-05-21 11:39)
ヴェールさん、こんにちわ!
会の皆さんと石裂山を楽しまれましたか。私達も4月下旬
に初めて歩きましたが、アカヤシオなどの花々を楽しみま
した。
今の花は、コンロンソウやクワガタソウの時期なんですね。
by のんびり夫婦の山遊び (2015-05-21 13:21)
mimimomoさん
奥宮からの下りはガレ場の急坂なので、数人はハシゴで下りました。
稜線は花が少なかったのですが、鎖・ハシゴと変化があってなかなかおもしろいコースでした。
デジイチのレンズ修理中で、今回は、新規購入のコンデジ(SONY DSC-WX350での撮影でした。
のら人さん
ローカルなエリアですからね。また、山屋さんが登る山というより、山を始めて少したって、変化のある山に登ってみたい人が登る山でしょうか。
壊れた社殿?の中央には、板に取り付けられた銅鏡がありました。
結構登る人も多いので、地元で修理の声掛けをしてもらってもいいかもしれませんね。
joyclimbさん
変化に富んだ山なので、旅行社の登山ツアー(クラブツーリズムや「まいたび」等)もあって、結構知られている山です。カシミールの展望図は、写真に山名を書き込むより、分かりやすいので掲載してみました。
tochimochiさん
14年前は、山歩きを始めて間もなくで、はしごも鉄製のやや細いもので滑り止めもなく、結構怖かった思い出があります。
現在は、しっかりした滑り止めつきのアルミのはしごになっていましたが、転落死亡事故が何件かあったからですね。
春はやはりツツジの季節に行きたいですね。
ロバさん
コースタイム3時間40分、最大標高差約570mのコースです。春と晩秋に静かな人気のある山ですね。4月末からゴールデンウィークの時期にはツツジが綺麗でしょう。
nousagiさん
貴ブログの3回の記事を登る前後に拝見致しました。3回とも5月なのですね。
2011年5月2日の記事では、月山のアカヤシオが綺麗ですね。花もいろんな花があって、こんな時期に行きたいものです。
この時期では、周囲の山の展望は数か所からしか得られず、おまけに狭い範囲しか見えないので残念ですね。
のんびり夫婦の山遊びさん
貴ブログの石裂山の記事は数回拝見いたしております。4月25日にはアカヤシオが綺麗でしたね。
我々の会の山行も年間計画が決まっているので、なかなか花のタイミングに合わないこともありますね。
コンロンソウとクワガタソウは名前が分からなかったのですが、貴ブログを拝見して分かりました。
by ヴェール (2015-05-21 21:20)
険しそうな山ですね。 でも、一度は登ってみたいです。
山頂の見晴らしは良くないようですが、近くにいい見晴らしポイントがあるようですね。
事前にこういった展望図をもっていくとわかり易いですね。 私なんかあとで写真を見てあああの山だったのかなんてショッチュウあります。
by Jetstream (2015-05-23 23:46)
こんにちは^^
梯子が多いですね。ということは険しいのですよね。
山頂でなくても
近くに展望の良い所があると良いですね。
by ひろたん (2015-05-24 15:05)
Jetstreamさん
ローカルな低山ですが昔からの信仰の山で、はしごや鎖が多く変化があるので結構知られていますね。日光連山が見えたので良かったですが、景色が見えないと、花が少なかったので、はしご・鎖場のトレーニングのようですね。
私も後で展望図を見て分かることも結構あります。
ひろたんさん
信仰の山でしたので、険しいところが多く、昔は行者が登ったのでしょうね。
展望所もあるのですが、あまり広い範囲は見えず、関東平野の一部が見えるようです。
by ヴェール (2015-05-25 21:43)