滝子山・・・素晴らしい富士山・南アルプスの眺め(寂惝尾根を登り、すみ沢コースを下る) [山歩き]
2016年1月10日(日) 快晴
滝子山(たきごやま;1610m):山梨県大月市
青春18きっぷが1回分残っていたので、谷川岳に行くか中央線沿いの山に行くか考えて、今年は暖冬で雪が少ないので、以前から登ってみたいと思っていた、滝子山の寂惝尾根を登ることにしました。(滝子山は今回が3回目。以前の2回は、すみ沢コースを登り初狩に下りるコースを歩きました。)
天気予報では、晴れ、GPV気象予報でも大月近辺は殆んど雲がない予報で、富士展望登山が楽しめそうです。
滝子山山頂から富士山のアップ
歩いたコースと時間
笹子駅(9:00)→吉久保入口(9:17)→寂惝苑入口分岐(9:37)→高圧線鉄塔(10:00-10)→林道(10:16)→浜立山分岐(12:35)→滝子山(13:00-35)→鎮西ヶ池→大谷ヶ丸分岐(13:50)→道証地蔵(15:20)→吉久保入口(15:55)→笹子駅(16:20)
笹子駅から歩いて吉久保入口から桜森林公園を過ぎて、林道から寂惝尾根コースの登山口へ。
同じ電車で、笹子駅で降りて滝子山に向かったのは私を含み3名。他の2名の方は、すみ沢コース(滝コース)を行かれたようでした。
中央自動車道の上を越える手前から正面に滝子山が大きく見えてきて、山頂ピークの左肩から右下に緩やかに下る寂惝尾根が見えています。最後の登りは急傾斜できつそうです。
中央自動車道付近より滝子山(中央から右下に緩やかに下る寂惝尾根)
林道から右の未舗装の道へ
(右側に「寂惝苑」の消えかかった立看板あり。桜森林公園から7,8分歩いた所。)
踏み跡を辿って、寂惝苑(使用されていない。)横を通り、東電の鉄塔を過ぎて、林道を横切って登って行きます。
林道を横切る(左から続くコンクリート壁の切れたところ(中央やや右)に登山道あり。)
最初は落ち葉が積もる急斜面の登りで、足が滑って登りにくい道ですが、次第に緩やかになり稜線に出て、陽のあたる緩やかな稜線を登って行きます。
緩やかな登り
こんな稜線を1時間程登ると、正面に大きな松の木があり、その上からやせ尾根や急な岩稜の尾根になります。
途中、振り返って斜め後ろを見ると木々の間から富士山が見えるようになっています。
正面に大きな松の木(左はブナ、右はミズナラの大きな木)
岩場の急登の始まり
木々の間から見える富士山のアップ
鎖場(左側は切れ落ちている)
急斜面の岩場が続き、上部の岩場の前後から登山道横に茶色の葉のイワカガミの群生が数か所に見られました。
上部の岩場
イワカガミの群生
長い岩稜帯の急登が終わり、浜立山分岐から山頂下の展望の良いピークとなり、ここで富士山や南アルプスの写真撮影。
浜立山分岐
山頂下の好展望ピークより富士山
同所より甲斐駒(右)から赤石岳(左端)の山並み
その後山頂に向かますが、山頂直下には、急斜面の登山道が崩壊している箇所があり、注意して登って山頂へ。
崩壊している登山道
山頂では、10人くらいの人が展望を楽しみながら、昼食を取ったり休憩をしたりしていました。
ここで昼食、休憩、写真撮影、展望を楽しんで、初狩駅方向に下り、山頂すぐ下の分岐から北に向かって、すみ沢コースを下山しました。
山頂から富士山(手前は三ツ峠山)
富士山のアップ → 一枚目の写真
山頂からハマイバ丸(破魔射場丸)、黒岳、雁ヶ腹摺山方向
鎮西ヶ池
広い緩やかな斜面の下り(防火帯?)
沢音を聞きながらの下りの道
沢コース(難路)と迂回コースの分岐
(もちろん迂回コースを行きました。(笑))
迂回コースの下り
(左に木々の間から富士山を見ながら。)
木々の間から富士山
下りは滑滝や落差の大きい滝(モチヶ滝)を見たかったのですが、登山道が崩れている箇所、落ち葉で滑る箇所が所々にあり、足元に気を取られているうちに、2つの滝を見逃してしまいました。残念。
三丈の滝
道証地蔵から林道、集落の中の道、国道を歩いて笹子駅に戻り本日の山歩きは終了。
道証地蔵
以前から登って見たかった寂惝尾根は、上部で岩場の急登が続きますが、岩の角や木の根、木を掴みながら登れたので、思った程危険なルートでもなかったように思いました。
(岩場の急登の連続で息が切れ、休憩をよく取りながらの登りでした。)
暖冬の快晴の日で、落葉した木々の間から富士山を眺め、暖かい日差しを受けての登り下りの途中の道は気持ちの良いもので、念願のコースを楽しみながら歩くことができました。
山頂や手前のピークからの展望も素晴らしく大展望の山を実感しました。
少し長いですが、引用です。
『 滝子山 北アルプス・南アルプスの大展望が得られる中央本線沿いの雄峰
桂川流域の山から気になる存在として眺められるのが滝子山だ。尾根筋がはっきりとした山容と山頂部の岩稜が、登高意欲をそそられる。中央本線からも大きく望むことができ、標高の割には谷からの立ち上がりが急峻で目立つ山だ。山頂部は三つのピークに分かれていて、別名は三ツ丸山という。三角点は山頂から外れた東峰にあり、ややもすると踏むのを忘れてしまいそうだ。』 (杉本智彦著『超展望の山々』実業の日本社、2002年)
次回の記事に、滝子山からの展望と展望図をまとめてみます。
前回の滝子山(2012/1/7)の記事です。
http://vert-yama.blog.so-net.ne.jp/2012-01-08
滝子山(たきごやま;1610m):山梨県大月市
青春18きっぷが1回分残っていたので、谷川岳に行くか中央線沿いの山に行くか考えて、今年は暖冬で雪が少ないので、以前から登ってみたいと思っていた、滝子山の寂惝尾根を登ることにしました。(滝子山は今回が3回目。以前の2回は、すみ沢コースを登り初狩に下りるコースを歩きました。)
天気予報では、晴れ、GPV気象予報でも大月近辺は殆んど雲がない予報で、富士展望登山が楽しめそうです。
滝子山山頂から富士山のアップ
歩いたコースと時間
笹子駅(9:00)→吉久保入口(9:17)→寂惝苑入口分岐(9:37)→高圧線鉄塔(10:00-10)→林道(10:16)→浜立山分岐(12:35)→滝子山(13:00-35)→鎮西ヶ池→大谷ヶ丸分岐(13:50)→道証地蔵(15:20)→吉久保入口(15:55)→笹子駅(16:20)
笹子駅から歩いて吉久保入口から桜森林公園を過ぎて、林道から寂惝尾根コースの登山口へ。
同じ電車で、笹子駅で降りて滝子山に向かったのは私を含み3名。他の2名の方は、すみ沢コース(滝コース)を行かれたようでした。
中央自動車道の上を越える手前から正面に滝子山が大きく見えてきて、山頂ピークの左肩から右下に緩やかに下る寂惝尾根が見えています。最後の登りは急傾斜できつそうです。
中央自動車道付近より滝子山(中央から右下に緩やかに下る寂惝尾根)
林道から右の未舗装の道へ
(右側に「寂惝苑」の消えかかった立看板あり。桜森林公園から7,8分歩いた所。)
踏み跡を辿って、寂惝苑(使用されていない。)横を通り、東電の鉄塔を過ぎて、林道を横切って登って行きます。
林道を横切る(左から続くコンクリート壁の切れたところ(中央やや右)に登山道あり。)
最初は落ち葉が積もる急斜面の登りで、足が滑って登りにくい道ですが、次第に緩やかになり稜線に出て、陽のあたる緩やかな稜線を登って行きます。
緩やかな登り
こんな稜線を1時間程登ると、正面に大きな松の木があり、その上からやせ尾根や急な岩稜の尾根になります。
途中、振り返って斜め後ろを見ると木々の間から富士山が見えるようになっています。
正面に大きな松の木(左はブナ、右はミズナラの大きな木)
岩場の急登の始まり
木々の間から見える富士山のアップ
鎖場(左側は切れ落ちている)
急斜面の岩場が続き、上部の岩場の前後から登山道横に茶色の葉のイワカガミの群生が数か所に見られました。
上部の岩場
イワカガミの群生
長い岩稜帯の急登が終わり、浜立山分岐から山頂下の展望の良いピークとなり、ここで富士山や南アルプスの写真撮影。
浜立山分岐
山頂下の好展望ピークより富士山
同所より甲斐駒(右)から赤石岳(左端)の山並み
その後山頂に向かますが、山頂直下には、急斜面の登山道が崩壊している箇所があり、注意して登って山頂へ。
崩壊している登山道
山頂では、10人くらいの人が展望を楽しみながら、昼食を取ったり休憩をしたりしていました。
ここで昼食、休憩、写真撮影、展望を楽しんで、初狩駅方向に下り、山頂すぐ下の分岐から北に向かって、すみ沢コースを下山しました。
山頂から富士山(手前は三ツ峠山)
富士山のアップ → 一枚目の写真
山頂からハマイバ丸(破魔射場丸)、黒岳、雁ヶ腹摺山方向
鎮西ヶ池
広い緩やかな斜面の下り(防火帯?)
沢音を聞きながらの下りの道
沢コース(難路)と迂回コースの分岐
(もちろん迂回コースを行きました。(笑))
迂回コースの下り
(左に木々の間から富士山を見ながら。)
木々の間から富士山
下りは滑滝や落差の大きい滝(モチヶ滝)を見たかったのですが、登山道が崩れている箇所、落ち葉で滑る箇所が所々にあり、足元に気を取られているうちに、2つの滝を見逃してしまいました。残念。
三丈の滝
道証地蔵から林道、集落の中の道、国道を歩いて笹子駅に戻り本日の山歩きは終了。
道証地蔵
以前から登って見たかった寂惝尾根は、上部で岩場の急登が続きますが、岩の角や木の根、木を掴みながら登れたので、思った程危険なルートでもなかったように思いました。
(岩場の急登の連続で息が切れ、休憩をよく取りながらの登りでした。)
暖冬の快晴の日で、落葉した木々の間から富士山を眺め、暖かい日差しを受けての登り下りの途中の道は気持ちの良いもので、念願のコースを楽しみながら歩くことができました。
山頂や手前のピークからの展望も素晴らしく大展望の山を実感しました。
少し長いですが、引用です。
『 滝子山 北アルプス・南アルプスの大展望が得られる中央本線沿いの雄峰
桂川流域の山から気になる存在として眺められるのが滝子山だ。尾根筋がはっきりとした山容と山頂部の岩稜が、登高意欲をそそられる。中央本線からも大きく望むことができ、標高の割には谷からの立ち上がりが急峻で目立つ山だ。山頂部は三つのピークに分かれていて、別名は三ツ丸山という。三角点は山頂から外れた東峰にあり、ややもすると踏むのを忘れてしまいそうだ。』 (杉本智彦著『超展望の山々』実業の日本社、2002年)
次回の記事に、滝子山からの展望と展望図をまとめてみます。
前回の滝子山(2012/1/7)の記事です。
http://vert-yama.blog.so-net.ne.jp/2012-01-08
2016-01-17 12:27
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コメント(11)
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こんにちは^^
何よりお天気で富士山が見られてよかったですね。
by mimimomo (2016-01-17 17:43)
10日の日曜日、
いい天気でしたね。
富士山だけでなく、南アルプスまでくっきり。
よく見えますね。
こんな日は、どこに行っても気持ちいいですね。
by nousagi (2016-01-17 19:58)
この日は天気もよく暖かでしたね。
富士眺望にはうってつけだったようで何よりです。
電車でのアプローチは宇都宮からだと便利そうですね。
私のところからはちょっと不便で日帰りで行く気になれません ^^;
by tochimochi (2016-01-17 21:27)
mimimomoさん
今回も快晴で綺麗な富士山を見ることができました。
登りが長いと山頂に着くころには富士山が雲で隠れてしまうことも
あるので心配でしたが、バッチリでした。
山頂では周囲の木が伸びていて、南アルプスの眺めが前回ほど良くなかったようでした。
nousagiさん
10日は快晴の暖かい日で登山日和でしたね。
事前にnousagiさんの2013年5月のレポを拝見していました。
今回同じコースを歩きましたが、5月には花も綺麗なのですね。
花の季節にも登って見たくなりました。
by ヴェール (2016-01-17 21:37)
tochimochiさん
10日は富士展望登山には打って付けの日でした。
朝5時前の一番電車に乗るのが大変ですが、各線ともたいていゆったり
座れるので、車を運転して行くより楽ですね。
なにより青春18きっぷだとサイフにやさしいです。(笑)
今晩から明日にかけて大雪になりそうで、やっと山も雪が多くなりそうですね。
by ヴェール (2016-01-17 22:19)
やはり山は晴天が一番ですね~^^
雪、降ってますか~♪
by よしころん (2016-01-18 08:42)
ヴェールさん、こんにちわ!
電車で滝子山を歩かれていましたか。電車は時間の
制約がありますが、乗ってしまえばゆっくりできま
すね。
滝子山は秀麗具嶽十二景の一つ、南アルプスの眺望
もあり、最高でしたね。
以前、秋に私達もすみ沢コースを往復しましたが、
ここの紅葉が綺麗でした。
by のんびり夫婦の山遊び (2016-01-18 13:23)
念願のコース踏破されて山登り日和で良かったですね。
寂ショウ尾根、なかなか厳しそう、参考になります。 今冬に滝小沢の林道Pに止めてバリ道で登り帰路は寂ショウ尾根を下って林道からPに戻るプランでしたがズルズルと先送り。今回の大雪でバリ道は無理、一般道も厳しいでしょうね。 春先になりそうです。
by Jetstream (2016-01-18 14:27)
よしころんさん
富士山を眺めるための山歩きですから、晴天でなくては、ですね。
雪はこちらでは10cmくらい積もりました。今朝は雪が降る中、車の雪を落とすのが大変でした。
奥日光は30cmの積雪とか。今週から山ではどんどん雪が降りそうですね。
のんびり夫婦の山遊びさん
中央本線の各停は高尾から西に行くとローカルな雰囲気で、のんびりできますね。
2013年11月の貴ブログのレポ拝見致しました。紅葉が綺麗ですね。
滝子山は冬しか登ったことがありませんが、花の季節も秋も良さそうですね。
Jetstreamさん
ヤマレコを見ると、山地図にはないバリルートの滝子沢からのルートや浜立山を通るルートもあるようですね。
滝子沢ルートを登り寂惝尾根を下るご計画、チャレンジングですね。
私は普通のルートがいいです。(笑)
用意周到なJetさんですから、いい時期に実行されることでしょう。
by ヴェール (2016-01-18 22:12)
よい天気の中で登山、良いですね^^
富士山の展望も素晴らしい!
by joyclimb (2016-01-18 23:54)
joyclimbさん
当日は一日中快晴で素晴らしい富士山の姿が眺められラッキーでした。
富士山の眺めも素晴らしかったですが、甲府盆地の向こうに見える南アルプスの山並みも綺麗でした。
やはり富士山に近い山から見る富士の姿は迫力がありますね。
by ヴェール (2016-01-20 00:00)